商船三井は、風力発電メンテナンス企業である北拓の発行済み株式の過半数を取得し、資本提携をすることに合意した。
両社は2017年から協議をはじめ、商船三井は北拓から総合的なアドバイスを受けることによって風力発電業界への新規参入を加速化してきたとのこと。北拓は、業界の規模拡大とプロジェクト規模の拡大の中、個人オーナーからの脱皮を図るとともに、商船三井グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」において、非海運事業の成長を遂げるための一環として洋上風力発電を捉えており、資本提携に至ったという。
同資本提携を通じ、北拓が有する風力発電メンテナンスにおける実績とノウハウおよびネットワークと、商船三井グループの海運業をはじめとした社会インフラ事業での操業経験を掛け合わせた新たな価値を創出し、洋上風力産業の拡充に貢献することを目指すとしている。