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組織戦略としてのデザイン

なぜリクルートではボトムアップ型デザインが機能するのか──圧倒的な当事者意識という模倣困難な競争優位

【後編】ゲスト:株式会社リクルート 萩原幸也氏、磯貝直紀氏

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圧倒的な当事者意識こそがクリエイティビティの源泉であり競争優位になる

岩嵜:本日のインタビューは非常に触発される内容でした。なぜ、本来であれば難しいはずのボトムアップ型のデザインがリクルートでは機能するのか。そこには「当事者意識こそがクリエイティビティの源泉である」というリクルートの組織文化が深く関わっていているわけですね。

 これは、今後、日本の大企業がデザインやクリエイティビティを取り入れていくうえで、重要な示唆を与えていると思います。デザインを組織的に機能させるためには、定式化された方法論やシステムを取り入れるだけでなく、従業員一人ひとりのマインドやモチベーションにも向き合わなければいけないからです。先ほど出たフレーズでいえば「スタンス」を明確にしなければならないと。大企業に限らず、まだ日本ではデザインが表層的に理解されがちな面があるので、リクルートの事例はデザインに対する理解を深めるきっかけになるのではないでしょうか。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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