個人投資家が確かめたいのは、経営者の熱い想い
個人投資家を自社の仲間に変えていくには、これまで以上に、個人投資家とのコミュニケーションが重要になってきます。しかしながら、企業にとって個人投資家の反応は見えづらいのが現状です。
企業と機関投資家は、IRミーティングなど「一対一」で対話する機会が比較的多くあります。それに比べ、企業と個人投資家との対話は、「一対多」のコミュニケーションがほとんどです。そのため、IRデーや株主総会でさまざまな施策について説明しても、なかなか反応が見えません。「どの施策に興味を持ってくれたのか」「結局、投資判断を促すことはできたのか」といったことがわからず、悶々としている企業は多いはずです。このように、個人投資家の反応がわかりにくいことが、すれ違いに拍車をかけているのです。