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組織での「アイデア創造」に何が必要か?

第15回

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アイデアとは「違ったものと違ったものの組み合わせ」

 ジェームズ・ヤングによればアイデアとは「違ったものと違ったものの組み合わせ」だ。つまり「一緒になるとは思わなかった」ものこそが、アイデアと言える。たとえば、消しゴム付き鉛筆も立派なアイデアだ。消しゴムそのものは18世紀末に誕生した。鉛筆はすでに存在していたため、すぐ一緒になってもよさそうだ。しかし、実際に消しゴム付き鉛筆が生まれたのは19世紀中頃だ。2つのものが一緒になるのに、実に80年以上の時間がかかった。

アイデアの原則 図1:消しゴム付き鉛筆と1-Click:時代は変わってもアイデアの原則は不変 一緒にあることが当たり前に思えるものでも、アイデア誕生前は、別々の違った物同士だった。Amazonが特許を取得した1-Clickもそうだ。「商品を選ぶ行為」「配送先やカード情報を入力する行為」をすべて一緒にした。当たり前すぎるように思えるかもしれないが、ちょっとした組み合わせ(アイデア)が私たちの暮らしを便利なものに変えている。

 違った物同士の組み合わせでアイデアは誕生するが、どうすれば最も効果的にアイデアをつくれるのだろうか。それは人の力を借りることだ。

 違ったものを組み合わせるには異なる視点が欠かせない。1人でやれないこともないが、自分とは違った経験や知識をもつ数人と一緒に行う方が、スムーズにアイデアを創造できる。代表的な手法はブレインストーミングだ。

 ブレインストーミングのコツは、ルールを守ることにつきる。しかし、ルールの存在を意外に感じる人もいる。先日も、創業60年ほどになる製造会社の役員と話す機会があったが、こんな反応が返ってきた。「ブレインストーミングの際は、自由に何でも発言すればいいものだと思っていた。ルールがあるなんて不思議な感じがする」と。

 その感覚もわからなくはないが、ルールがなければ生産性は下がる。実際に、「1人の方が、集団よりもアイデアを多く出せた」という研究結果もある。具体的なルールを見ていこう。

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ブレインストーミングのルール

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この記事の著者

柏野 尊徳(カシノ タカノリ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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