SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineブックレビュー

『ソーシャル物理学』が語る、組織や都市をクリエイティブにする方法とは?

『ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』

  • Facebook
  • X
  • Pocket

社会物理学が再定義する「良い都市の条件」とは?

 本書では、社会物理学がどのように都市にアプローチできるかを語っています。それは、社会的絆がどのように分布しているか、社会的絆を流れるアイデアの流れの速さ、流れてきたアイデアを新しい行動として定着させる仕組み、仲間同士で行われるエンゲージメントから生まれる規範などが、ヒントになるとしています。そのアプローチを応用することで、何がわかるようになるのか。それは「良い都市の条件を満たした都市のデザイン」と呼べるようなものです。

 では、その条件とは何なのでしょうか。本書では、経済や文化の中心地区で最大の探求行為が行われると同時に、地元の町の中で最大のエンゲージメントが行われるような都市だとして、スイスのチューリッヒの都市政策を紹介しています。
 チューリッヒでは、まさに経済や文化的活動を発展させるために必要な新しいアイデアの流れが中心地域において大量に発生していながら、その活動に参加する人々は、周辺の町や村で自然に囲まれながら、近隣住民と対面での高頻度の交流があるような状態を維持している。そのことにより、チューリッヒは世界的にみても経済的・文化的な成功を収めているとしています。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineブックレビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング