デロイト トーマツ コンサルティング（以下、デロイト トーマツ）は、ユニ・チャームが同業他社や各種資材メーカーおよびIT企業へ共同を呼びかけた脱炭素社会に向けた「1次データ流通基盤」構築に向けた実証実験へ参画すると発表した。
同実証実験は、GHG排出量の算定に必要となる1次データを共通のプラットフォーム上で流通させることを目的として行うもの。
参画企業名（五十音順）
- 日用品メーカー：花王、大王製紙、ユニ・チャーム、ライオン
- 資材メーカー：エム・エーライフマテリアルズ、JNC、住友精化、TOPPAN、日本触媒、三菱ケミカルグループ、レンゴー
- システム提供：NTTコミュニケーションズ
- 全体事務局：デロイト トーマツ コンサルティング
実証内容
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サプライチェーン連携の効率化
- データ授受をデータスペースプラットフォームを介して行うことにより、データ提供社が個別対応せずとも受信社が必要な情報を受け取れるか否かを確認し、業務効率の状況を検証する
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データ秘匿性の確保
- 従来の中央集権的なデータベースとは異なり、流通基盤管理者へのデータ提供の必要はなく、提供者と指定された開示先にのみ保存される「分散型」の仕組みを採用することで秘匿性を確保。実際にデータ流通させて、安全なデータ流通の実用性を検証する
スケジュール
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2024年7～9月：実務者協議の開催
- 関係者が集まり、システムに必要な要件やデータ流通の課題などを協議する
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2024年10月予定：実証実験開始
- 1次データをプラットフォーム上で流通させる実証実験を開始する
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2024年12月予定：実証実験終了
- 実証実験が終了し、データ流通の効果や課題を評価し、次のステップに向けた取り組み案について検討する
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2025年以降：実証成果の公表および社会実装に向けた検討
- 実証実験の成果を公表し、サプライチェーン全体でのデータ流通プラットフォームの社会実装に向けて準備を進める
同実証実験およびその後の実装に向けた取り組みを通じて、デジタル技術を活用して1次データの流通を促進し、GXやDXによってGHG排出量削減の推進を目指すとしている。
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