コクヨは2026年5月21日、同社本社を大阪市北区の「グラングリーン大阪」へ移転し、新本社「KOKUYO HQ」を2026年6月16日にグランドオープンすると発表した。本社移転は約90年ぶりであり、グランドオープン後はライブオフィスとして法人顧客やパートナー企業へも公開し、イノベーションの実験場としての機能を持たせる。

新本社「KOKUYO HQ」は、グローバル成長のための経営基盤改革および関西経済圏貢献を目的に開設された。総床面積1,260.25坪のオフィスは、同一フロア内にコーポレート機能および事業部門を集約し、物理・心理的な組織分断の解消を図る。これにより、部門を越えた交流や協働を促し、経営基盤の強化を目指す。
また、オフィス設計には米国インテリアデザイン事務所のStudio O+Aを迎え、日本の働き方ノウハウとグローバルなデザイン視点を融合。コンセプト「Promenade of Discovery(発見の散歩道)」のもと、街を散策するように多様な空間体験ができるオフィスとなっている。
空間は4つの主要エリアで構成される。お客様を迎える「Gateway」ではコクヨのギャラリーや歴史展示を設置。「Parkside」には多目的なタウンホールや、社員とその家族も利用できるウェルネスルームを備える。「Treehouse」では静かな環境で思考や集中に没頭できるリトリート空間を提供し、「Marketplace」は社内カフェやイベントスペースとして、社員や来訪者の多様な交流を促す。




本社移転後3カ月間は社内交流強化月間とし、社内BARやファミリーイベント等も企画。さらに10月には地域や近隣企業との協働による公開イベント「CULTURE SNACK」をグラングリーン大阪で開催する予定だ。
先進的な働き方推進として、TIGEREYEとの共同開発によるAIエージェント「オフィスOS」の社内検証も進行中。AI技術を用い、会議室予約や備品管理など事務オペレーションの統合を図り、社員ごとの行動データを活用した利便性向上・働き方進化を目指す。
コクヨは本新本社を活かして、オープンイノベーション、内外の交流促進、働き方の実験および改革を推進し、グローバル成長と地域経済への貢献を目指す方針である。
【関連記事】
・eiicon、本社オフィスを虎ノ門に拡張移転 事業拡大に対応
・内田洋行、KDDIグループの新本社に「SmartOfficeNavigator」を提供
・KDDIとローソン、大阪でオフィス向け実験店舗「Real×Tech LAWSON」を開店
