ローンディールが提供する、ベンチャー企業の事業課題を大企業のミドルマネジメントが議論する実践研修「outsight(アウトサイト)」のファシリテーターに、スタートアップエコシステム協会の藤本あゆみ氏が就任した。
一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事 藤本あゆみ氏
大学卒業後、キャリアデザインセンター、グーグルにて法人営業に従事。2016年にat Will Workを設立。お金のデザインでPR/Marketingにキャリアチェンジをし、Plug and Play JapanでCMOとしてマーケティングとPRを統括。2022年にはスタートアップエコシステム協会を設立、代表理事に就任。東京都スタートアップ戦略フェロー、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使、内閣府規制改革推進会議スタートアップ・投資ワーキンググループ専門委員。
outsightとは
outsightは、大企業のミドルマネジメントを中心とした参加者が、登壇するベンチャー企業の経営や事業に関する課題について学び、議論し、解決策を提案するオンラインの実践研修。
参加者にとっては、ベンチャー経営者や他社の参加者から学び、競い合う「他流試合」という意味があり、業務の多忙さや社内調整が主たる業務になるなどの理由から「内向き」になりがちなミドルマネジメントに対し、「社外」に目を向ける機会を提供するという。
ファシリテーターの役割
outsightでは毎回、ベンチャー企業と参加者をつなぐ存在として、ベンチャー企業との対話のプロであると同時に大企業のロジックを熟知した人材が、ファシリテーターを務めている。
藤本氏はPlug and Play Japanで、日本のベンチャーエコシステムや、ベンチャー企業と大企業をつなぐオープンイノベーション環境の整備に多大な貢献を果たした実績から、outsightのファシリテーターに就任。これにより、ファシリテーターは4名体制となった。
その他のoutsightファシリテーター陣
outsightプロデューサー 光村圭一郎氏
三井不動産 柏の葉街づくり推進部 統括。三井不動産にて2013年より新規事業/オープンイノベーションの推進を担当。大企業の立場から多くのベンチャー企業と連携・協業に関する議論を重ねてきた経験を活かし、outsightのプロデューサー兼ファシリテーターを務める。
ベンチャーキャピタリスト 中垣徹二郎氏
1996年日本アジア投資株式会社入社(最終役職は投資本部長)。2011年日米クロスボーダーのDFJ JAIC Ventures(現:DNX Ventures)を立ち上げ、ファンド運営全般に従事。General Partnerを務めた1号から3号までのファンド総額は約600MUSD。投資活動に加えて、出資者を中心とする事業会社のオープンイノベーションサポートも手がける。現在、SHIFTなど3社にて社外取締役。
ローンディール アドバイザー 細野真悟氏
2000年にリクルートに入社。リクナビNEXTなどの商品企画を経て、リクナビNEXT編集長、執行役員に。大企業がイノベーションを起こすための機会が乏しいという課題意識をもっている中でローンディールと出会い、2017年からCSOとして参画。会社を辞めずにスモールグッドビジネスを立ち上げることを支援するFukusenの代表理事。
機能拡充
outsightが行った機能の拡充は次のとおり。
- 参加者レポートの提供(人事部門や事務局向けに、参加者の活動や変化を可視化したレポートを作成し、提供)
- 参加者交流イベントの定期開催化(アルムナイも含めた交流機会の提供)
- 専用システムの開発(解決策の投稿やリフレクション記入の効率化)
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