ローンディールは、同社が提供する、3カ月の間業務時間の20%程度を活用した社外兼務型越境研修プログラム「side project」において、第6期は大企業6社が導入し、30名の大企業人材が25社でのプロジェクトを開始した。
第6期となる今回は、パナソニックコネクト他1社の新規導入に加え、KDDI、サッポロビール、J:COM、明治ホールディングスの4社が継続導入。計6社から36名の人材がプログラムに参加。うち30名と25社のスタートアップとのマッチングが成立し、2025年5月より3カ月間、20%の業務時間でスタートアップに参画する。

「side project」の仕組み
今期の参画プロジェクトの特徴
参加者は自社で経験できない最前線の事業や業務に触れることで、新たな視点や知見を獲得。第6期では次のような特徴的なプロジェクトが展開されているという。
1.新規事業立ち上げ・市場開拓
特定エリアでのカーシェア事業立ち上げや機能性素材の販売戦略立案など、市場調査から戦略策定、実行計画までを担当。事業創出プロセスの全体を経験することで、新規事業開発のスキルを強化するとしている。
2.DX推進・デジタル技術活用
生成AIの業務活用指針策定、データ分析による顧客体験向上、システム開発における課題解決など、最先端のデジタル技術を活用した変革プロジェクトに参画。DX推進に必要な実践的知見を獲得できると述べた。
3.組織・事業基盤の構築
人事制度設計、営業プロセスの標準化、経営管理体制の整備など、成長企業の基盤構築に携わる。短期間で成果を求められる環境で、意思決定の迅速さと実行力を養うという。
これまでの導入企業名(2025年5月現在/50音順)
株式会社IHI、旭化成株式会社、花王グループカスタマーマーケティング株式会社、川崎重工業株式会社、KDDI株式会社、サッポロビール株式会社、JCOM株式会社、SOMPOホールディングス株式会社、株式会社テレビ朝日、東京ガス株式会社、日本特殊陶業株式会社、日本郵便株式会社、パナソニック コネクト株式会社、阪急阪神不動産株式会社、株式会社日立産業制御ソリューションズ、三菱重工業株式会社、明治ホールディングス株式会社、森永製菓株式会社 他3社
なお、同社では現在、2025年9月~11月の3カ月間で参画される7期参加企業を募集しているとのことだ。
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