コンセプト開発からローンチまで順調だった3年間
「ロボホン」の事業化にかかった期間は3年。景井氏は、「がむしゃらに進めていたものの、結果的には事業化に向けたステップを着実に踏めていた」と振り返る。
最初のステップは、コンセプト開発だ。当初は、スマートフォンに耳や尻尾をつけるといったアイデアもあったが、ユーザーインタビューでのインサイト探索や、ロボットクリエイター高橋智隆氏との出会いをきっかけに、ロボット“型”電話というコンセプトが浮上。イラストを描くなどしてイメージを膨らませながら、機能をデザインしていった。