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UBICとヴイストン、好みや感覚を理解する生活密着型ロボット「Kibiro」を開発

UBICの人工知能を搭載し、ヴイストンが設計、製造

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 UBIC(東京都港区)とUBICの100%子会社Rappa(東京都港区)、そしてヴイストン(大阪市西淀川区)の3社は、UBICの人工知能を搭載し、ヴイストンが設計、製造を行う新しい生活密着型パーソナルロボット「Kibiro」(キビロ)の開発と、Rappaによるビジネス展開の開始を発表した。写真は「Kibiro」のプロトタイプ。

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 UBICとヴイストンは、Kibiroを「人々の暮らしに溶け込み、共に過ごすことで日常を豊かにする」生活密着型の人工知能搭載ロボットとして開発を行っている。「Kibiro」は、家庭や各種施設のテーブルの上で、コミュニケーションをとりやすい大きさ(高さ:約28.5cm、幅:約14cm)で、利用者が親しみを感じるかわいらしい動作で反応するという。

 内蔵のカメラ、マイク、スピーカーによる会話のやりとりや、顔の識別などの基本コミュニケーションを行うほか、ネットワークを介して、UBICの人工知能エンジン「KIBIT」(キビット)とつなが用アプリやメール、SNSなどを通じて、利用者の行動や好み、感覚を蓄積し、利用者も気づかなかった「好きなもの」をおススメすることもできる。

 公共施設や民間の商業スペースでは、その場の必要に応じたデータベースと接続し、利用者の役に立つ知識や情報を提供する。

 「Kibiro」は、Rappaを通じて、2016年前半に民間企業や公共団体など法人向けの提供を開始し、2016年後半に家庭向けへの提供を開始する予定だ。

 「Kibiro」は、日本のパーソナルロボットにおいて豊富な実績を持つ、ヴイストンが設計、製造を行う。高さ28.5cm、重さ約800gのテーブルの上でちょうどよいサイズで、シンプルな機構ながら、誰にもなじみやすいデザインと、胴体、首、腕で8つの自由度により、豊かで親しみを感じる動作や表現が可能だ。

 内蔵カメラは人間の顔を識別し、人によって反応を変えることができる。マイクとスピーカーからの発声で簡単な会話を行うという。家庭向けの提供時には、複数の衣装を用意し、「私のロボット」として親しんでもらえる工夫を行うとしている。

 ■基本仕様(開発中)

  • 名称:Kibiro(キビロ)
  • サイズ:高さ約28.5cm、幅14cm、奥行き16cm
  • 重量:約800g
  • 入出力:カメラ、モノラルマイク、スピーカー、LED(目、口、電源ランプ)
  • インターフェイス:WiFi、Bluetooth、HDMI、USB
  • 電源:ACアダプタ 12V 4A(内蔵バッテリーはなし)
  • 人工知能:UBICの「KIBIT」エンジンとネットワークを介して接続

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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