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広告メディア業の「次なる打ち手」 freeeが伴走する経営改革のリアル (AD)

ウィークデーはいかにして編集者の「数字力」を育てたか 現場が自ら収支を見る文化のつくり方

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 日本テレビホールディングスの100%子会社であり、ファッション領域で複数の事業を展開するウィークデー。同社では、システムごとに分断していたバックオフィス業務の統合を起点に、事業への投資強化や原価を意識した制作体制の確立などを進めている。クリエイティブの質を追求しつつ、利益の最大化を図るための工夫とは?

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ブランドの世界観に応じたキャスティングが強み

──はじめに、ウィークデーが展開している事業の概要を教えてください。

ウィークデー:当社はファッション領域に特化したメディアカンパニー&クリエイティブスタジオです。「メディア」「クリエイティブスタジオ」「デジタルマーケティング」「テレビ番組プロデュース」の四つの領域で、先進的なデザインやコンテンツを提供しています。

ウィークデー バックオフィス業務 担当者
ウィークデー バックオフィス業務 担当者

ウィークデー:メディア事業では、東京のストリートファッションカルチャーを発信する「Droptokyo」をはじめ、ファッションやビューティー、カルチャーを幅広く扱う「The Fashion Post」などのメディアを運営しています。そのほか、日本テレビグループのブランド力やナレッジを生かした、動画制作やSNSマーケティングなどにも強みを有しています。

「The Fashion Post」のサイトトップ
「The Fashion Post」のサイトトップ

──ファッション領域に特化したメディア企業・クリエイティブスタジオの立場から、御社のビジネスを取り巻く環境がどのように変化しているか、お話しいただけますか?

ウィークデー:ことファッション領域においては、雑誌をはじめとする紙媒体のパワーが強かった時代から、デジタル中心の時代に移行している感覚があります。SNSの運用やショート動画の制作などに力を入れたいアパレルブランドが増えている印象です。

ウィークデー バックオフィス業務 担当者
ウィークデー バックオフィス業務 担当者

──デジタル化が進むファッション領域において、御社はビジネスを順調に成長させています。意識されている点や強みがあれば教えてください。

ウィークデー:当社はWebメディアの運営から事業をスタートしていることもあり、デジタルにおけるケイパビリティは元々備えています。加えて、各ブランドの世界観を的確に体現するモデルやクリエイターを起用する独自のキャスティング力も、クライアント様から高く評価いただいています。編集部門トップの考えでもありますが「時代の変化に逆らうことなく、常に考えや手法を変化させてクリエイティブを創り上げていかなければならない」という姿勢こそが、私たちの価値の源泉になっているのだと思います。

「コストを意識した制作」が根付きにくい理由

──皆さんが抱えていたバックオフィス業務の課題を教えてください。

ウィークデー:経理業務の領域では、複数のシステムの乱立による、業務の分断や作業工数の増大が課題でした。具体的には、決算業務を行う会計システム、従業員が外注費などを登録する経費精算システム、請求書発行システムなどが別々に運用されていたのです。

ウィークデー バックオフィス業務 担当者
ウィークデー バックオフィス業務 担当者

ウィークデー:経理担当として、これらのシステムを一人で管理し、システム間のデータ連携も手入力で行う必要がありました。その作業にはもちろん手間を要しますし、複数のシステムを運用すればコストも嵩みます。

 また、経理業務の手間が増大することで必然的に決算の遅れが生じる点も課題でした。事実、毎月の実績をまとめる作業は負荷が大きく、その内容を担当の税理士に共有するまでにはかなりの時間を要していました。月次決算の遅れは経営層の意思決定の遅れにもつながりかねません。バックオフィス業務の非効率性は、早急な改善が不可欠でした。

 また営業事務の領域では、原価管理が課題でした。以前、当社ではスプレッドシートで案件管理や原価管理を行なっていました。しかし、一枚のシートで案件のすべてを管理するのは困難なため、複数のシートに分散して情報を管理せざるを得ない状況だったのです。これでは案件に関する情報を網羅的に把握できず「コストを意識した制作」の習慣がなかなか根付きません。

 当社の提供価値の根源は「クリエイティブの質」にあります。そのため、クオリティの追求に一切の妥協はありません。しかし、価値を持続的に提供するためには、健全な収益基盤が不可欠です。原価や工数に対する意識が希薄すぎると、案件の収支は悪化し、経営に悪影響をもたらすかもしれません。

 そのため「コストを意識した制作」が極めて重要なのですが、スプレッドシートでの原価管理では情報の網羅性が乏しく、制作現場も案件ごとの収支を把握しにくいです。制作におけるコストの最適化を図るためにも、スプレッドシートによる案件管理を刷新する必要がありました。

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前職で実現できなかった“構想”がfreee導入のきっかけに

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この記事の著者

島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:フリー株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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