2.技術シーズと市場の“ミスマッチ”:「死の谷」を越えられない本質的理由
新しい知識の形成を目的とする「基礎研究」から、概念実証(PoC)完了までの資金ギャップは、よく知られるように「死の谷(Valley of Death)」と呼ばれます。
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欧州の調査では、この段階を突破できる案件はわずか11%。日本にいたっては8%程度と推計されています。要因の1つは、PoC以降に必要となる10億〜30億円規模のリスクマネーの不足です。英国のBritish Patient Capitalのような「忍耐資本(Patient Capital)」を供給する仕組みが海外では整いつつありますが、日本はシリーズB以降の大型資金供給がまだ脆弱です。
