AR(Augmented Reality:拡張現実感)のアプリケーションへの利用が注目されているが、ソニーのAR技術「SmartAR」を利用するための開発キットは、従来、ソニーグループを中心とした企業に提供されてきた。今回、SKDの外販開始によって、より多くの開発者が「SmartAR」を使ったアプリケーションの開発が可能になる。
「SmartAR」の特徴は次のとおり。
・マーカーレスAR:従来のAR技術で必要とされた特定のパターン画像(マーカー)が、物体認識技術により不要になる。マーカーではない、指定した画像の認識をトリガーとして仮想画像の合成を行うことにより、自然なインタラクションを実現。
・高速追従性(“高速・ピッタリ”):認識した画像の動きにピッタリと追従し、画像のずれによる違和感を低減。独自開発の高速画像処理エンジンにより、処理能力の限られるスマートフォンをはじめとしたモバイル環境でも快適に動作。
・3D空間認識:カメラが捉えている空間の3次元構造を認識することで、認識した画像に物体が張り付くだけのARではなく、空間全体を利用したARを実現。
■商品概要
- 商品名:「SmartAR SDK」
- 発売日:2016年1月予定
- 対応プラットフォーム:iOS、Android、Unity、Windows