2026年5月11日、NTT西日本とNTTファイナンスは、スタートアップ企業を対象とした出資確約型事業共創プログラム『Spark-Edge For Next Challengers』(以下、本プログラム)の第2弾を開始した。本プログラムは、西日本エリアを中心に「自然資本」の課題解決を目指し、社会課題の解決および未来社会の創造に取り組む企業を支援するものである。

第2弾プログラムでは、出資上限額を従来の500万円から1,000万円に拡大した。加えて、Proof of Concept(PoC)費用も最大500万円まで別途提供する設計となった。これにより、選定されたパートナー企業はNTT西日本のフィールドやアセットを活用し、事業化への検証および成長機会を得ることが可能となる。
今回のテーマは、グリーントランスフォーメーション(GX)領域。「ネイチャーポジティブビジネス~自然への影響の可視化~」をキーワードに、自然資本の劣化がビジネスに与えるリスクや経営戦略上の課題を可視化し、サステナビリティ実現モデルの共創に挑む企業を募る。
応募受付期間は2026年5月11日から6月5日まで。応募企業は、NTT西日本とのPoCおよび事業共創の検討が可能であり、継続的な事業提携を目指せることが条件となる。書類選考を通過した企業は、NTT西日本およびNTTファイナンスとの面談を経て、パートナー企業が決定される予定だ。原則として1社が採択されるが、書類選考後には希望に応じてカジュアル面談の機会も設けている。
パートナー企業は選出後、PoC環境を活用した事業検証を進め、結果に応じて事業化フェーズへ移行する。必要に応じ、NTTファイナンスから1,000万円まで出資が行われ、事業化の進捗に応じて追加出資も検討される。さらに、NTT西日本グループとのサービス開発やジョイントベンチャー、M&Aなども視野に入れる。
応募審査では、「企業体制やメンバーの資質」「プロダクト・サービスの新規性/優位性」「市場性・収益性」と合わせて、「NTT西日本との共創によるシナジー」や「PoCプランの具体性」が重視される。採択企業には、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」のフィールド、パートナーネットワーク、広報やブランディング支援などのメリットも用意されている。
昨年開始された同プログラムの第1弾では、短期間で3社を採択し、そのうち2社に対してNTTファイナンスが出資を実行。実証を進めた上で事業化に向けた取り組みを進めている。第2弾は、出資額拡大とPoC環境整備による迅速な事業化判断を特徴としており、GX分野のスタートアップと共に社会課題解決と新たな価値創出を加速させる狙いである。
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