デジタルガレージは2026年10月8日、建設業界向けのAIソリューションなどを提供するWIREBASEと、「DGFT請求書カード払い」の共同展開を開始したと発表した。WIREBASEの顧客である建設事業者に同サービスを提供する。支払い手段の選択肢を広げることで、建設事業者の資金繰り改善を支援する。

建設業界では、資材価格や人件費の高騰で収益が圧迫されている。加えて、工事代金の回収に先行して材料費や外注費などの支払いが発生するというキャッシュフロー上の課題がある。また、取適法(中小受託取引適正化法)の施行に伴い、下請事業者などへの適正かつ期日通りの代金支払いと、コンプライアンス対応の厳格化が求められている。WIREBASEは業務プラットフォーム「ミャク楽」などで建設業界の業務効率化を支援しており、デジタルガレージはB2B決済で企業の資金繰りを支援している。両社はこれらの知見を掛け合わせ、業務と資金の両面から建設事業者の経営課題の解決を支援するとしている。
「DGFT請求書カード払い」は、取引先から発行されたカード決済に対応していない請求書の支払いを、銀行振込からクレジットカード払いに切り替えるサービスだ。これにより支払い期日を実質的に繰り延べ、資金繰りの課題解消を図る。銀行振込中心の商習慣を維持しながら、業務効率化、資金繰り改善、決済データの可視化を同時に実現するという。対応カードブランドは、JCB、Visa、Mastercard、ダイナースクラブ、セゾンカード、ニコスカードである。
デジタルガレージグループは「SME向けB2B決済領域」を、グループ戦略上の「Financial Infrastructure」のひとつと位置づけている。これは社会の商流とお金の流れを支える中核機能を指し、同グループは同領域の展開を強化する方針だ。今後はWIREBASEとの連携を強化し、デジタルガレージの決済・フィンテック領域の知見と、WIREBASEの建設業界の実務知見やAI技術を組み合わせて、同サービスの展開を推進する。さらに、建設業界におけるキャッシュレス化やバックオフィス業務の効率化など、建設事業者の経営課題の解決につながる新たなソリューションの企画・検討を進める。
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