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利益を生み出すビジネスモデルに共通する「財務構造」

第14回

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収益モデルとコスト構造の定義手順

 最後に、収益モデルとコスト構造の定義手順を整理しておきましょう。まずは、収益モデルです(図表13)。

収益モデルの定義手順図表13.収益モデルの定義手順

  1. 主要なターゲット顧客とセグメントを選択し、その収益タイプと価値提案を明確にする。収益全体に対するそのターゲット顧客とセグメントの貢献度を明確にする。
  2. 各ターゲット顧客とセグメントに対するプライシング方法を含めた収益モデルの構造を明確にする。全てのターゲット顧客とセグメントを網羅するまで繰り返す。

 次に、コスト構造です(図表14)。

コスト構造の定義手順図表14.コスト構造の定義手順

  1. ビジネスモデル内の最も重要なコストと割合を明確にする。
  2. 各々のコストの発生源であるプロセスグループやリソースに結び付ける。価値提案とターゲット顧客に振り分けることができるコストがあれば明確にする。

 約半年近くにわたり、ビジネスモデルを構成する9つの要素についてご説明してきました。お付き合いしていただいた読者の方、ありがとうございました。次回はビジネスモデルの総括をする予定です。

(参考資料)

  • 『ホワイトスペース戦略』(阪急コミュニケーションズ)
  • 『スマートプライシング』(朝日新聞出版)

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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