「アウトサイダー」では世界を変えられない
さて、ここでひとつ考えてみよう。野菜の煮物を食ったり、マリファナを吸ったりしながら「世界を変えよう~」と歌ったり吠えていた彼らは、なぜ結局なにも変えられなかったのだろうか?つまるところ、その理由は「彼らがアウトサイダーで居続けたから」ということになる。
先述した通り、現在の世界は企業というシステムを中心に成り立っている。そしてこのシステムは極めてレジリエントで、外側からハンマーで壊すことができない(注:厳密にいえば、壊してもまた雨後の筍のごとく似たのが生えてくるので壊しても意味がない)。