「チームのために」から「社会のために」へと、ミッションが変化。“日本の働くお母さん”のためにグーグルと私が挑戦したこと。
——マネージャーとして自信を持ちチームが自走しはじめてからは、何が起こりましたか?
チームが自走し始めるにつれ、視野も次第に広くなり、別のことをやりたくなってきました。他のプロジェクトにも携わるケースが増え、その中で出会ったのがアジア地域の女性活躍を促進する「Women Will Project」だったのです。「テクノロジーにより女性が直面する問題の解決を目指す」ということをミッションにしており、とくに日本では働く女性の問題に焦点を当て、個人と企業をつなげるWeb上のプラットフォームをつくる #HappyBackToWork というキャンペーンを展開しています。そのアサイン時に、「日本では、結婚や出産で6割の女性が会社を辞めている」という事実を突きつけられ、強い衝撃を受けました。同時に、ある記憶がよみがえってきたのです。「そういえば、就職活動のときに、人生の大半を占める仕事というものに、幸せを感じてもらえる人を増やしたい。そういう社会にしていきたい、と思っていたな・・・。」という思いが再び舞い戻ってきました。「ああ、自分の生涯のミッションはこれかもしれない!」と、自分の未来のキャリアに一筋の光が差し込んだのを覚えています。