合併を機に『One Panasonic』を設立、当時の大坪社長を口説くためにがむしゃらになった日々
——パナソニック入社後の仕事を教えてください。
パナソニックに入社後は、テレビ事業の北米向けマーケティングの部署に配属になりました。この業務に約4年間携わった後、社内公募でインド市場の事業企画部門に移りました。学生時代の経験を活かすことができ、且つ、これから急成長する市場を担当したいという希望が叶いました。社長直轄のプロジェクトの下、現地に何度も出張し、尊敬できる上司とも一緒に働くことができ、非常に充実していましたが、ここで大きな転機が訪れます。2012年1月、パナソニック、パナソニック電工、三洋電機の3社が合併することになりました。ここで私が立ち上げたのが、『One Panasonic』という若手を中心とした有志団体です。組織や部門を超えた社員の交流を通じて、一歩踏み出す個人をつくること、オープンイノベーションの種をつくることを目的としています。