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ブロックチェーンの可能性と課題

ブロックチェーンの応用分野として有望なIoT――直面する「課題」と「もたらされるもの」

ブロックチェーンの可能性と課題:第8回

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技術的な課題と「デジタル封建主義」への懸念

 こうしたブロックチェーンのIoTへの応用は可能性を秘めているものの、現時点での技術では課題も多い。スケーラビリティや認証スピードはその代表的なものだ。また、データが個人情報を扱う場合の秘匿化の問題もある。

 その一方で、IoTと決済機能の融合は、「デバイスが勝手に稼ぐ」ことを可能にする。それは、人間が楽になることを意味するかもしれないが、持っているリソースに依存した格差の拡大をもたらす可能性もある。イーサリアム・ファウンデーションの共同創設者であるテイラー・ゲリングがIoTへの応用について「行き過ぎたトークン化がもたらす封建主義化に注意が必要だ」*8と語っているが、こうした格差拡大の懸念とも関係があると思われる。

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この記事の著者

高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)

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