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ブロックチェーンの可能性と課題

ブロックチェーンの応用分野として有望なIoT――直面する「課題」と「もたらされるもの」

ブロックチェーンの可能性と課題:第8回

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 ブロックチェーンの応用分野の一つとして、IoT(Internet of Things: モノのインターネット)が挙げられている。しかし、IoTへの応用と言っても、具体的にどのような使い方があるのか、どのようなメリットがあるのか、必ずしも明らかではない。ここでは、現状のIoTが抱えている課題を、ブロックチェーンがどのように解決できる可能性があるのか、事例を交えつつ考えてみたい。

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爆発的に増加するIoTデバイス

 IoTにおける重要なトレンドの一つは、インターネットにつながるモノ(プロダクト)の数が飛躍的に増加することだ。インターネットに接続されるデバイスは年平均35%ずつ増加するという見方や*1、2020年には500億個にも達するとする予測もある*2。2014年時点で、世界のスマートフォンの台数が14億台と言われていることを見ると、いかに多くのデバイスがインターネットにつながることになるかがわかるだろう*3。こうしたインターネットにつながったデバイスがもたらす経済価値は2020年に4.5兆ドルにも達すると見られている。*4

 IoTがもたらす価値が大きな分野として、表1の例が挙げられる。自動運転車から生活支援、スマートメーター、交通、ビルの自動化まで様々な分野に渡っていることがわかる。

2020年におけるトップ10の接続されたアプリケーション表1.2020年におけるトップ10の接続されたアプリケーション
出典:GSMA*5、筆者訳

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この記事の著者

高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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