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「学びのイノベーション」EdTechは企業教育をどう変えるか?──デジハリ大学院 佐藤教授に聞く

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「学びのプロデューサー」に必要なスキルとは?

浜野:
「学びのプロデュース力」においては、いったいどのようなスキルセットが必要なのでしょうか。

佐藤:
現在の先生の役割から考えてみましょう。まず、大人数を教える「ティーチャー」、大人数の興味を掻き立て自立した学びを促す「ファシリテーター」、個別を教える「チューター」、個別を導く「コーチ」があります。各々専門性が高いにも関わらず、日本では先生が4つとも担います。しかし多くは無意識に「教える人=Teacher」であることをアイデンティティとしています。

そうした教師にとって、EdTechは大きな脅威です。単にやる気がある人に教えるという職能は、池上彰さんや林修先生のような教え方のプロによる動画でも充分だし、むしろそのほうが効果的です。一方、やる気がない子どもに「Face to Face」で教える個別塾や授業は効果的ですから、これからもなくならないでしょう。未来の教師はモチベーションスイッチを入れて学びの場に向ける「ファシリテーター」が必要になると思います。 そこに EdTech が提供するツールやソリューションが使われ、最適化が進んでいくように思います。そして、生徒全員が同じツールでなくてもいいというのが、ポイントですよね。それは「coach」としてのスキルにも関係します。たとえば、学習障害にも様々な形態と対応法があるので、一人ひとりの子どもに最適なツールをコーディネートする力が求められてくるでしょう。

そこに EdTech が提供するツールやソリューションが使われ、最適化が進んでいくように思います。そして、生徒全員が同じツールでなくてもいいというのが、ポイントですよね。それは「coach」としてのスキルにも関係します。たとえば、学習障害にも様々な形態と対応法があるので、一人ひとりの子どもに最適なツールをコーディネートする力が求められてくるでしょう。

まずは教育者としてのスキルアップのために、使いながら試行錯誤することが、学校教育にも企業教育にも不可欠だと思います。

浜野:
そうですね。公教育にも企業教育にも、デジタルツールをどんどん取り入れて使っていただきたいものです。今回はたいへん参考になりました。ありがとうございました。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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