このワークショップは、渋谷区の街づくりの主人公になって、仲間と協力しながらさまざまなアクションを行うオリジナルのカードゲームを開発し、楽しみながら渋谷区基本構想のエッセンスを体験し、渋谷の未来像を学ぶことができるようにデザインされた、子どものためのワークショップになる。子どもたちが毎日暮らしている自分の街とその未来を感じ、自分ごととして考えるきっかけにつながる機会として、夏休み中の22人の子どもたちが参加した。
主催の長谷部健渋谷区長は、冒頭に「昨年新しく渋谷区の基本構想を策定して、20年先に『ちがいをちからに変える街渋谷区』にしていくことを決めました。『YOU MAKE SHIBUYA』は、“あなたが渋谷区をつくる”という意味。つまり、ここにいるみなさんが20年後の渋谷区をつくるということです。本ワークショップを通して、性別 や学年など、お互いの違いを認めあい、協力しあうことで、どんなハーモニーが生まれるのか楽しみにしています」と子ども達へ期待をこめた挨拶をした。
今回のワークショップでは、6つのグループに分かれて、それぞれが幸せな街をつくるために、時には他のグループの子どもたちとも協力し合うなど、さまざまな課題に向き合った。お互いに協力し合い、より幸せな街を作ろうと楽しみながら熱心に参加していた。
参加した子ども達は、「チームのみんなと相談するところが一番楽しかった」(渋谷区在住、10歳女児)、「知らなかったことが聞けてよかった。最初は知らない人ばっかりだったけれど、協力してゲームをすることで、お友達もできたことが嬉しかった。今日来て良かった!」(渋谷区、10歳男児)「20年後の渋谷ことをかんがえたことがおもしろかった」(渋谷区、10歳女児)などと、笑顔で感想を述べた。
最後に、自分たち自身が未来の渋谷のためにどんなアクションをしていきたいか、という自分のアクションカードをおのおのが考えて書いてお互いにどんな内容を書いたか見ながら、充実した笑顔で本ワークショップを締めくくった。このワークショップは、今回実施されたものを皮切りに、今後渋谷区内の区立小学校でも展開していく予定だという。
■イベント概要
- 名称:YOU MAKE SHIBUYAワークショップ
- 日時:2017年8月28日(月)13:00~15:00
- 会場:実践女子大学 渋谷キャンパス10階 スカイラウンジ
- 講師:実践女子大学松下ゼミメンバー、松下慶太氏、ゲームマスター井澤友郭氏など
- 参加者:渋谷区内在住・在学の10~12歳、22名