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Startup Studioによる事業開発

大企業の新規事業開発を加速する「CVC連動スタジオ」や「コーポレート・スタートアップスタジオ」

Startup Studioによる事業開発:第3回

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大企業の新規事業開発を加速する「CVC連動スタジオ」や「コーポレート・スタートアップスタジオ」

 先ほど「CVCやVCとスタジオが組むことで、加速度的にその地域のエコシステムが活性化する」と書きましたが、CVCと連動したスタジオとは、先に書いたグーグルの取り組みに近しい形になります。他にも、先述のアクサの例のように、欧米でいくつか注目するべき取り組みが始まっています。新規事業開発が急務とされる日本の大企業には、技術や人的リソースが豊富にあります。このリソースを活用してコーポレート型のスタートアップスタジオを組成していくことで、モノづくりや製造のノウハウが再び活性化するのではないか?と思うのです。

 例えば自社のエンジニアが「自社技術を活用したプロダクトを作る」→「自分のプロジェクトとして成功・失敗する」→「獲得したノウハウをスタジオで複数のプロジェクトに還元する」→「新たな学びを得る」というサイクルの中で能力を発揮できれば、立派なコーポレート・スタートアップスタジオが誕生するでしょう。そして、エンジニアが作った商品で事業化できそうなものは、CVCから投資をすればいいのです。エンジニアが経営者タイプでなければ、客員起業家を外部から招聘して、事業を背負ってもらうこともできるでしょう。このサイクルを連続して、かつ同時多発的に回していくことで、大企業の新規事業開発は飛躍的に加速するはずです。

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この記事の著者

及部 智仁(オヨベ トモヒト)

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