誰に対しても等しく開かれた港まち別府の感性
内田:
12年間にわたる実践の中で、アートという新たな視点と価値創出による思考実験をこの地域でずっと続けてこられたんですね。別府という地域はその手がかりは多いですか?
山出:
大きくは2つあります。別府で始めるとき、いろんな人から「見てくれる人がいる東京に行かなきゃダメ」とか、「何で今さら別府?湯布院でやったほうがいいんじゃない?」とか、「パリのほうがネットワークもあるのに」とか、随分反対されました。でも、それが逆に励みになったし、これは実現できると思いました。