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Uniposがセミナー実施。宇田川元一氏、メルカリ、パーソルキャリアが組織力向上とピアボーナスを語る

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Unipos株式会社が、法人向けピアボーナスによるHR Techサービス「Unipos」(ユニポス)と、組織力向上についてのセミナーを2018年7月19日に開催した。埼玉大学大学院の宇田川准教授をはじめ、パーソルキャリア、メルカリの担当者が語った。

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 ◎TOP写真(左より) 田中 弦氏 (Fringe81株式会社 代表取締役社長 /Unipos株式会社 営業担当)/宇田川 元一氏 (埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)/山下 真智子氏 (株式会社メルカリ Culture & Communications マネージャー)/柿内 秀賢氏 (パーソルホールディングス株式会社 イノベーション推進本部 オープンイノベーション推進部)/斉藤 知明氏 (Unipos株式会社 代表取締役社長)

従業員の成果に対して、評価や感謝のメッセージとともに、経済的な報酬を送る「ピア・ボーナス」サービスは、社員のエンゲージメントとモチベーションを高める仕組みとして注目されている。このサービスを提供するUniposが導入100社突破を記念しておこなったセミナーを行った。冒頭では、埼玉大学大学院の宇田川准教授とUnipos営業で、親会社Fringe81の社長でもある田中弦氏が対談した。

田中氏はまず日本の働き方改革で、ミレニアル世代の処遇や給与に対する議論が抜けていると語り、「平成生まれがどんどん増える」ことや「給与が下がり続けている」問題を指摘。それに対して、企業の組織のあり方を研究している宇田川氏は、日本企業には本質的な対話が少なく、過剰なまでのルールと、評価のための最小限ににとらわれる「解決策依存症」に陥っていると語り、問題を「解決」ではなく「解消」するための「ナラティブ・アプローチ」が必要と語った。

この後、Uniposの斉藤知明氏が同サービスを紹介。Uniposは、従業員同士が互いの成果を発見しあい、ボーナスを送り合うことができ、スマホやチャットツールから投稿でき、感謝の言葉をタイムラインに共有するサービス。斉藤氏は「互いの貢献を称え合うことで、組織は元気になる」と述べる。

現在、Uniposの利用企業数は100社以上となり、流通金額は累計で約7400万円、先月で1300万円、メッセージ数は累計で約58万回、先月で約10万回になったと言う。

トークセッションでは、田中氏のモデレータの元、メルカリの山下真智子氏とパーソルキャリアの柿内秀賢氏が、Uniposの導入の効果について語った。

3年半前にメルカリに参加した山下氏は、個々数年で1000人に急成長し社員相互のコミュニケーションが課題が生まれたがUniposで導入で、元々の称賛しあう風土が維持されていると言う。メルカリではUniposのボーナスを「メルチップ」と呼びことで浸透を図った。また保有する金銭ポイントがなくても感謝の気持ちを伝えるために「ゼロポイント」を送ることも多いという。また社内エンジニアの努力で、slackとUniposを連携させる仕組みが出来たことや経営層と社員が使うことで、組織文化がさらに向上したと言う。

またパーソルキャリアの柿内氏は、営業部から導入を始めた。営業の成果としてだけではなく、それまで見えにくかった「縁の下の力持ち」の努力に応えられることで、これまでにない成果を生んだという。

最後の質疑応答で宇田川氏は、「Uniposなどのツールの導入による変革の取り組みは重要。日本では現段階ではスタートアップが多いが、大企業でも一部の組織から導入し成果実績を積んでいくことで、組織力向上につなげる可能性はある」と語った。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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