スケール・ディーパーでもある組織社会学の専門家
栗岡大介さん(以下、敬称略):もともとの出会いは、私がいま通っている社会人大学院(東京理科大学MOT)のゼミに、ゲスト講師としてアメージャン先生がいらしてくださったのが最初でした。あのとき一風変わった質問ばっかりしたと思います、私。
クリスティーナ・アメージャンさん(以下、敬称略):そうそう、とにかく長かった。3時間くらいみんなの質問が止まらなくて、そのあと飲みにも行ってね。(ゼミの)若林先生がユニークな人だから(笑)、クラスのみんなも“変”で面白かったです。それで今度は逆に栗岡さんに私の授業に来てもらって、「スケール・ディーパー」について話をしてもらいました。すごく、よかったですね。
栗岡:あありがとうございます、私も勉強になりました。今日は、アメージャン先生のご専門である組織社会学の視点からスケール・ディーパーがこれからどのように活躍していくべきか、深堀りしていきたいと思っています。
それでまず、スケール・ディーパーについてあらためて説明すると、私の仮説では彼らは4つの特徴があると思っていまして……。
【スケール・ディーパー 4つの特徴】
- 反脆弱性
- 「見立て」と「仕立て」の力
- 4つのP
- 愛おしむ力
アメージャン:はい、どうぞ。