執筆者情報
長谷川 梓
(ハセガワ アズサ)
フリーランスフォトグラファー
主にビューティ、ポートレイト、ファッション等の人物撮影。
2003年 スタジオ入社
2005年 個人のカメラマンに師事
2009年 独立
執筆記事一覧
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「戦略的経理思考」とは
コロナ禍で会社を潰さないための「戦略的経理思考」──経理による“失敗しない新事業計画”の真意とは?(ゲスト:流創株式会社 代表取締役 前田康二郎氏)
デジタル化の波がバックオフィスにも及ぶ昨今、経理業務は自動化されて人は不要になるという“経理不要論”も唱えられている。それに対して異を唱えるのが、経理の専門家として独立して以来、経営難の会社の再建や経営者・従業員に対する「経理的マインドセット」の指導などで数々の会社を自走できる組織へと導いてきた前田康二郎氏だ。この6月に出版した『つぶれない会社のリアルな経営経理戦略』(クロスメディア・パブリッシング)他、多数の著書で持論を展開する前田氏に、これからの経理が向かうべき方向について伺った。
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経営参謀としてのCFO
経営参謀としてのCFO──バイアウトファンドが持ち込んだ「米国式経営」と進化する「CFOの役割」とは(ゲスト:バリューアップパートナー株式会社 代表取締役 大塚寿昭氏)
日本型経営システムの崩壊により、90年代後半から導入され始めたコーポレートガバナンスに代表される米国型経営システム。その中で日本に導入されたCFO(最高財務責任者)とは、経営管理部門のトップであり、CEOの“経営参謀”として経営に責任を持つ立場ではあるが、その責任範囲や求められるスキルなどは、人や企業によってイメージするものが異なる。 「経営参謀としてCFO」は経営管理にどうコミットすべきか。シリーズ第一回目のゲストは本連載のホストであり、CFO人材の登録型人材紹介会社であるバリューアップパートナー株式会社代表取締役大塚寿昭氏に、CFOに求められる人材要件についてお話を伺っていく。
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濱口 秀司 連続インタビュー
“金の延べ棒”がないと諦める「背任行為」──濱口秀司氏が語る、大企業が成熟市場でやり抜く力とは?(monogoto 濱口 秀司氏インタビュー:第7回)
日本初のイントラネット構築やUSBメモリの発明をはじめ、幅広い業種の新規事業開発やイノベーションに携わってきた濱口秀司氏。今回は前回に引き続き、日本企業におけるイノベーションの可能性や障壁について語っていただいた。厳しい言葉が続く中にも日本企業の可能性を信じる、イノベーション請負人の矜持がうかがえる。「うちの会社は無理」「自分はできない」と思う人にこそ、ぜひお読みいただきたい。
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濱口 秀司 連続インタビュー
“樹形図の根本”にイノベーションを興す──濱口秀司氏が語る、組織カルチャーを変革する唯一の方法とは?(monogoto 濱口 秀司氏インタビュー:第6回)
日本初のイントラネット構築やUSBメモリの発明をはじめ、幅広い業種の新規事業開発やイノベーションに携わってきた濱口秀司氏。日本企業におけるイノベーションへの意識変化をポジティブに評価しながらも、その混乱ぶりについて懸念を示す。何が問題なのか、また解決に向けた方策にはどのようなものがあるのか、率直な提言をいただいた。
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濱口 秀司 連続インタビュー
濱口秀司氏が語る、「認知バイアス」を活用したビジネスデザイン──企画からマーケティング、社内突破まで(monogoto 濱口 秀司氏インタビュー:第5回)
日本初のイントラネット構築やUSBメモリの発明をはじめ、幅広い業種の新規事業開発やイノベーションに携わってきた濱口秀司氏。その起点となる着想・企画からマーケティングまで、一連のプロセスにおいて人間の「認知」を活用し、数々のプロジェクトを成功に導いてきた。濱口氏が活用する「認知」のメカニズムとはどのようなものか、どのようにして認知をビジネスデザインに活用するのか。様々な例を踏まえながら、紹介いただいた内容をお届けする。
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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
店舗スタッフが一番のLUSHファン──だからこそできる、“らしさ”を常に問うことによる店舗づくりとは(ゲスト:株式会社ラッシュジャパン LUSH 新宿店 ジェネラルマネージャー 飯村 麗氏)
LUSHは新鮮な野菜や果物を主原料としたスキンケアやメイク、入浴剤などの製品を製造販売する一方で、様々な社会的事業を行う企業でもある。株式会社ラッシュジャパンの取締役 リテール・ブランド担当役員の小林弥生氏に社会的事業とビジネスとの両立を聞いた前編に続き、後編ではサステナブルから進化した「リジェネレイティブ・バイイング」に関する取り組みを小林氏に、続いてLUSHの店舗作りの秘訣をアジア最大規模の旗艦店であるLUSH 新宿店のジェネラルマネージャー(店長)を務める飯村 麗氏に聞いた。その内容を紹介する。
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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
“リジェネレイティブ”を体現する、LUSHの哲学──非上場、広告なしで実現する環境経営とは?(ゲスト:株式会社ラッシュジャパン 取締役 リテール・ブランド担当役員 小林 弥生氏)
今回のゲストは株式会社ラッシュジャパンの取締役 リテール・ブランド担当役員の小林弥生氏。多国籍・非上場企業のラッシュは、2019年6月現在、世界48の国と地域にて約930店舗を展開しており、日本では1999年から事業を展開している。新鮮な野菜や果物を主原料としたスキンケアやメイク商品、入浴剤などを製造販売する一方で、社会的な取り組みも行う企業である。社会的事業とビジネスをどう両立させているのか。どういった工夫があるのか。小林氏に聞いた。
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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
なぜスターバックスのパートナーは主体的に動けるのか──「さりげない言動」と「ありがとう」の相乗効果(ゲスト:スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 伊藤真也氏、鈴木浩美氏、鎌田有実氏)
前回は、紙ストロー導入にみるミッションと対話の経営をテーマに、社会課題解決に根ざしたビジョンやミッションを実現する取り組みを取材。今回はスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社でストアマネージャー(店長)を務める伊藤真也氏、鎌田有実氏、鈴木浩美氏に、顧客や店舗パートナー(従業員)とのコミュニケーションについて聞いた。
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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー
なぜスターバックスの取り組みには一貫性があるのか──紙ストロー導入にみる、ミッションと対話の経営(ゲスト:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 村上理氏、普川玲氏、酒井恵美子氏)
本連載は、循環型社会に向けたプロセスをデザインする株式会社fog代表の大山貴子氏をホストに迎え、さまざまなゲストとともに、サステナブルな企業の事業戦略と組織づくりについて理解を深めていく連載である。 今回はスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 サプライチェーン本部 村上理氏、普川玲氏、マーケティング本部広報部 酒井恵美子氏に、紙ストロー導入にみるミッションと対話の経営をテーマに、社会課題解決に根ざしたビジョンやミッションを実現する取り組みなどを聞いた。
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社会人が大学院で研究する意味
なぜ都市と企業は「依存」と「らしさの喪失」に陥るのか──社会人が研究で得る「考える力による差異」とは(ゲスト:埼玉大学経済経営系大学院 教授 朴英元氏、准教授 内田 奈芳美氏)
経済・経営系の社会人大学院として注目を集める「埼玉大学 経済経営系大学院」(東京神田で平日夜間・土曜日に開講中)。MBAではなく、しっかりとした研究ができる場として高い評価を受け、多くの優れた修了生を輩出してきた。社会人が研究をすることは、何に繋がるのだろうか。どんなメリットがあるのだろうか。Biz/Zineでもお馴染みの埼玉大学大学院准教授である宇田川元一氏が、都市論やコア・コンピタンス経営を研究する人気教授・准教授に、ご自身の研究内容を絡めつつ、社会人が同校で学ぶメリットや魅力を聞いた。
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人事と経営のジレンマ
次世代経営人材を育てる「修羅場」と「越境」と「主人公化」──経営統合後の組織における課題と施策とは?(ゲスト:オイシックス・ラ・大地株式会社HR本部 人材企画室室長 三浦孝文氏【後編】)
連載「人事と経営のジレンマ」第5回のゲストは、オイシックス・ラ・大地株式会社HR本部 人材企画室室長 の三浦孝文さん。前・後編に分けてお送りする記事の前編では、経営統合の中での組織づくり、そこで大事にされた対話の在り方についてお聞きしました。続く後編では、統合後の事業や人材育成の文脈にフォーカスして、これからのHRが持つべき視座について、さらにお話を掘り下げていきます。
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人事と経営のジレンマ
なぜ現場との対話を大切にする経営者は「話し言葉」を使うのか──オイシックス・ラ・大地のPMIでの実践(ゲスト:オイシックス・ラ・大地株式会社HR本部 人材企画室室長 三浦孝文氏【前編】)
連載「人事と経営のジレンマ」では、組織論・経営戦略論研究者の埼玉大学大学院宇田川元一准教授と、人材育成・採用・組織開発に関するサービスを提供するリクルートマネジメントソリューションズにて、HR領域における事業開発をリードする荒金泰史氏を連載ホストに迎えます。今回はゲストに、オイシックス・ラ・大地株式会社HR本部人材企画室 室長の三浦孝文さんをお招きしました。前・後編でお届けする記事の前編では、直近の経営統合の中で、どのような組織再編が繰り広げられたのか、詳しくお伺いしました。
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Innovation Works File
受け継がれてきた“挑戦するDNA”──リコーの新規事業プログラム責任者に聞く、挑戦の循環とは?(ゲスト:株式会社リコー 経営企画本部 経営戦略部 小笠原広大氏、大越瑛美氏)
複合機をはじめ、人と人とのコミュニケーションに役立つ製品を提供してきたリコー。同社が新規事業の創出に向けた取り組みとして、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指す「RICOH ACCELERATOR 2019」(リコーアクセラレーター2019)を2019年4月に開始した。さらに、「RFG CHALLENGE(RFG=リコーファミリーグループ)」と呼ばれ、リコーグループ社員がボトムアップ型で新規事業の提案をするプログラムも同時期に実施している。今回は、この2つのプロジェクトを牽引する同社イノベーション本部事業開発室 兼 経営企画本部 経営戦略部 小笠原 広大氏、経営企画本部 経営戦略部 大越 瑛美氏にプロジェクト実施に至った目的や背景、新規事業創出の組織体制、オープンイノベーションの取り組みについて伺った。
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Biz/Zineインサイト
SAPとコニカミノルタが考える、顧客起点でビジネス変革を起こす方法とは?()
顧客接点のデジタル化が当然のこととなった今、カスタマー・エクスペリエンスがビジネスの鍵を握るものとして注目を集めている。世界の企業ではどのようにカスタマー・エクスペリエンスを捉えているのだろうか。またどういった取り組み事例があるのだろうか。SAP Customer Experience 最高イノベーション責任者(CIO) ユージニオ・カッシアーノ氏と、コニカミノルタ株式会社の常務執行役でデジタルワークプレイス事業部を統括しCIOも兼務する仲川 幾夫氏に聞いた。
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Innovation Works File
ソニー斉藤氏が語る、事業をWHYで考える「想像力」と「良い失敗の条件」──市場を創造する事業とは?(ゲスト:ソニー株式会社 R&Dセンター 事業探索・技術戦略部門 副部門長 斉藤博氏)
多くの日本企業が、高度成長期には「無消費」を見つけて成長していたにも関わらず、現在は、持続的イノベーションと効率化イノベーションに終始してしまい、新たな無消費を見つけられないでいます。どうすれば市場創造型イノベーションにつながる無消費を発見し、向き合い続けられるのでしょうか。大企業の新規事業開発を支援するINDEE Japan津田真吾氏が、社内起業家として新規性の高い商品を生み出してきたソニー株式会社の斉藤博氏に、クリステンセン教授の著書『繁栄のパラドクス』や『ジョブ理論』を引きながら、斉藤氏の新規事業への取り組みをお聞きしました。その内容をお届けします。
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人事と経営のジレンマ
守るべきもののためイノベーティブかを常に問う──リーダーとマネジャーの違いを知り「他者と働く」には?(ゲスト:カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員 有沢正人氏【後編】)
連載「人事と経営のジレンマ」第4回では、カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員の有沢正人さんにお話をお聞きしました。 前・中・後の三編でお届けする記事の前・中編では、有沢さんが組織開発の現場で手がけてきた事例を通して、「経営のための人事の在り方」について議論を深めていきました。記事の締めとなる後編では、カゴメが抱えている経営的な課題にも触れながら、「他社、他者と知ることの重要性」や「守るために変わるべきこと」について語り合いました。
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人事と経営のジレンマ
経営戦略の核となる人事の役割は社内リソースの「補給戦」、ロジスティクスの構築である(ゲスト:カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員 有沢正人氏【中編】)
連載「人事と経営のジレンマ」第4回では、カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員の有沢正人さんにお話をお聞きしました。 前・中・後の三編でお届けする記事の前編では、「会社の制度、文化を変えていくには、まずは上から変わらなければならない」と、力強いメッセージをいただきました。続く中編では、有沢さんに「現状の日本企業の人事が抱えている課題感」についての考察を伺いながら、経営戦略のための人事戦略について、宇田川さん、荒金さんとさらに議論を深めていきます。
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人事と経営のジレンマ
経営戦略の中で人事戦略が最も重要である──カゴメCHO有沢氏はなぜ「社長の年収」を全社公開したのか?(ゲスト:カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員 有沢正人氏【前編】)
連載「人事と経営のジレンマ」では、組織論・経営戦略論研究者の埼玉大学大学院宇田川元一准教授と、人材育成・採用・組織開発に関するサービスを提供するリクルートマネジメントソリューションズにて、HR領域における事業開発をリードする荒金泰史氏を連載ホストに迎えます。「事業開発×人事・組織開発」をテーマに、有識者・実践者との鼎談を実施し、経営変革の両輪を担う「事業開発」と「人事・組織開発」それぞれの役割、両部門が共同して行なうべきこと、部門をまたいでのみしかなし得ない経営変革に必要な要素とは何かを探索します。 今回はゲストに、カゴメ株式会社CHO(最高人事責任者)常務執行役員の有沢正人さんをお招きしました。前・中・後編の三編でお届けする記事の前編では、有沢さんのこれまでの経歴に触れながら、現在カゴメでどのような人事改革を手がけているのか、詳しくお伺いしました。
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藤幡正樹氏に聞く、21世紀の教養とは
西欧的思考で解決できない諸問題を解く「新しいシステム」を、日本は見出すことができるのか?(ゲスト:メディアアーティスト 藤幡 正樹氏【後編】)
環境破壊をはじめとする現代の諸問題は、西欧の近代化以降に普及した合理主義的な考え方の帰結である。国際的なメディアアーティストである藤幡正樹氏は、それらを解決するためには全く新しいコンセプトが必要だと主張する。 前編では、日本人が西欧的なものの考え方を理解するための教養の必要性が説かれた。後編では、世界を席巻した欧米のイデオロギーが危機を迎えている状況と、欧米とは異なる歴史と文化を持つ私たちが新たなコンセプトを見いだす可能性について語っていただいた。
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藤幡正樹氏に聞く、21世紀の教養とは
現代日本は西欧の近代化の歴史と意味を知るべき。メディアアーティスト藤幡正樹さんが考える教養とは?(ゲスト:メディアアーティスト 藤幡 正樹氏【前編】)
国際的なメディアアーティストである藤幡正樹氏は、日本人には西欧の近代に関する教養(リベラルアーツ)が圧倒的に不足しており、これではグローバルなビジネスで戦っていくことはできないと主張する。藤幡氏が考える教養とはなにか、それを持たないことがなぜ問題なのかを伺った。社会に必要とされる新しい事業をどう発想すべきか、グローバライゼーション、STEMやSTEAM、さらにSDGsなどのような大きく複雑な課題にどう立ち向かえばよいのか──そんな課題を持つビジネスパーソンに、ぜひヒントにしていただきたい。