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サムスン電子が語った5G通信における世界のトレンド──ネプコン ジャパン 2019開催

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 エレクトロニクス開発・実装の展示会である「ネプコン ジャパン 2019」が東京ビッグサイトで1月16日から18日まで開催している。中日である17日の基調講演では、「5G is Reality ~サムスンが語る世界のトレンド~」として、サムスン電子のネットワークス ビジネス部門でビジネス プランニング グループを統括しているDongsu Shin氏が登壇した。

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 サムスン電子のDongsu Shin氏(以下、シン氏)は、世界各国で商用化されつつある5Gと、それによって変化がもたらされる生活について語った。

 5Gはすでにアメリカと韓国で商用化されている。この2カ国に続き、多くの国で商用化の準備が進んでいる。

 シン氏によると、現在、世界81カ国で192の通信会社が5Gの商用化計画を発表しており、そのうちの74社が2018年から2022年までの間のサービス開始を発表しているという。

 現在普及しているLTE(4G)接続は、スマートフォンで活用されることが多かったが、より高速、低遅延、多接続であることが特徴の5Gは、産業全体に対する波及力を持つだろうとシン氏は語った。

 シン氏によると、5Gの最大20Gbpsという通信速度によって、人が介入せずに、機械と機械の間で途切れることなく多くのデータを処理することができるようになるという。

 また、シン氏は5Gによって大きく変わる産業に向けたサムスン電子の対応を紹介した。

  • テレイグジスタンス:大容量・低遅延の5Gによって、離れた距離にも臨場感を届けることができる。2018年には、韓国とスペインをつなぐ実験を行った。
  • スマートファクトリー:IoTセンサーによる大量のデータ収集・分析、4Kカメラによるセキュリティ、AR/VRトレーニングが可能になるよう実験中だという。
  • スマートストリート:自動車が取得した情報をリアルタイムで共有することで、より安全で迅速な通行が可能になることを目指しているという。
  • カー・キオスク:道路や信号機に設置した基地局と自動車が通信することを目指すという。自動車に動画や地図を配信、自動車からは走行情報を取得し、交通情報の発信に活かすという。
  • スマートシティ:監視カメラ、デジタルサイネージ、街灯など、都市のインフラを5Gで繋ぎ、自動化することを目指している。
  • ホームエンターテインメント:各家庭で高画質な映像や、AR/VRのコンテンツを楽しむことができる端末を商用化している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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