IE社は、住友商事グループの広範な事業分野でのDXを進めるべく、先端のデータサイエンティストやITアーキテクトを採用し、デジタル技術導入およびデータ活用を促進していく。システム開発・運用については、SCSKと協調することで、課題設定から商用化までのプロセスの短縮化や、商用化後の安定した運用保守体制を構築。また、先端技術を有するスタートアップやIT企業とも連携し、住友商事グループへのAIなどのデジタル技術導入を推進する。
スタートアップとの共創には、住友商事が20年以上運営しているグローバルCVCのネットワークを活用。特にハードウェア分野では、深セン・シリコンバレー在の米SOSV社および住友商事とSCSKの3社により共同運営するアクセラレータプログラム「HAX Tokyo」を通じて、ハードウェアスタートアップとの連携も進めていく。
住友商事は、IE社の設立を通じて、先端技術スタートアップを含むパートナーの拡充や、新技術に対するユーザとしての知見・ノウハウの蓄積を目指す。また、デジタル技術活用を高度化させ、既存事業のバリューアップ、新規事業開発および新たな事業モデル創出に繋げていくとしている。