カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、東京・東上野に実験型アパートメントホテル「Sumu Ueno East」をオープンする。「Sumu Ueno East」は、“新しい旅のカタチを実験するホテル”をコンセプトに、長期滞在可能なアパートメント型宿泊体験を提供。CCCは本プロジェクトで、蔦屋書店のコンシェルジュが培ってきた専門性を活用し、書籍・音楽・日本文化などのコンテンツ編集と空間プロデュースを担当した。

施設の1階には「Sumu Lounge」が設けられている。ここは、蔦屋書店の文学コンシェルジュが選書したカフェ&ライブラリーとして機能し、日本文化をテーマとした書籍、雑誌、写真集などを配置している。滞在者は、コーヒーやスナックを味わいながら本を読むことができ、旅の計画や街探索の拠点となる空間として設計されている。従来のラウンジではなく、旅人が街と再び出会う“入口”となる役割を担う。
客室は9室用意され、そのうち2室を「Culture」タイプとしてCCCがキュレーション。1つは「Music Room」で、日本の音楽文化を部屋の一部として体験できる空間となっている。レコードプレーヤーやアナログレコードを配置し、Bluetoothスピーカーも備えることで、旅先で“音楽のある暮らし”を体感できる設えとした。
もう1つは「Japan Room」。こちらは日本の日常に根付いた文化や民藝・工芸・生活道具を、蔦屋書店の旅のコンシェルジュがセレクトしている。観光的な日本像にとどまらず、昭和から令和に続くさまざまなカルチャーや素材・手仕事を配し、日本人の美意識や生活感覚への理解を促す空間としている。
Sumu Ueno Eastは、多様なパートナー企業との協働によって生まれた実験的な宿泊施設である。CCCはこれまで、生活者が自ら選択できる環境づくりを重視してきた。今回のプロジェクトにおいても、どの本を手に取るか、どの音楽を聴くか、どこへ出かけるかなど、滞在者の選択体験を重視し、その積み重ねが唯一無二の滞在価値を生み出す設計となっている。
施設概要としては、所在地は東京都台東区東上野2-12-1、上野駅から徒歩7分、御徒町駅からは徒歩5分の立地である。全9室は、各室最大6名まで宿泊可能で、料金は1泊60,000円からとなる。チェックインは11時、チェックアウトは16時。公式SNSも展開し、最新情報の発信が行われている。
今後CCCは、「Sumu」プロジェクトを通じて、旅・暮らし・文化が交差する新たな体験価値の創出に取り組む考えだ。
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