コーチ・ユーは、1992年に設立された世界初のコーチ養成機関。コーチングというコミュニケーションのスキルを「誰でも身につけることができる」ものとしてプログラム化した。そして、コーチという職業が無かった時代に、プロフェッショナルのコーチを養成することにより、コーチングの発展に貢献してきた。
創設者の故トーマス・レナード(Thomas J. Leonard)氏は、今日、世界的なコーチ資格認定機関で全世界に35,000人以上の会員を持つ国際コーチ連盟(ICF)の創設者でもある。また、コーチ・ユーのトレーニング・プログラムは、国際コーチ連盟が世界で初めて認定したプログラム(Accredited Coach Training Program: ACTP)の一つ。北米の他、南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニアといったグローバルな拠点においてサービスを提供している。
コーチ・エィの前身であるコーチ・トゥエンティワンは、1997年にコーチ・ユーとライセンス契約を結び、コーチ・トレーニング・プログラムの提供を開始。同プログラムは、国際コーチ連盟によるACTP認定を日本で初めて取得した。(現在のACTP認定数は300以上。)
コーチ・エィは現在、ニューヨーク、上海、香港、バンコクに拠点を有し、コーチングによる組織開発をグローバルに展開している。今回の買収によって、ビジネスのグローバル化を加速させていくとともに、コーチ・エィが築き上げてきたコーチングに関するリソースと、コーチ・ユーの持つリソースやネットワークを統合させながら、他社の追随を許さないサービスを提供していきたいと述べている。