ジンズは以前より、アプリを起点とした会員証や保証書のデジタル化を推進していた。ジンズの商品は購買サイクルが長いため、顧客一人ひとりとの長期的な繋がりを意識したコミュニケーションが不可欠となる。本取り組みでは、顧客理解に必要な様々なデータをCDPで統合し、Salesforce Marketing Cloudを活用しながら、顧客一人ひとりに合わせた最適なコミュニケーションを目指している。
一方オプトでは、米国CDP協会へ広告代理店として日本で初めて加盟し、これまで、顧客データを活用したCRMの戦略構築のコンサルティング支援を40社以上おこなってきた。本取り組みでは、ジンズが目指す顧客ごとの最適なコミュニケーションをCDPとダッシュボードの構築により実現し、マーケターがより顧客理解を深める機会を創出するため、データ分析にかかっていた時間の大幅な削減を可能にするとしている。
【実施概要の詳細】
1.顧客分析とデータ設計
CDPの構築にあたっては、CDPで保有するデータの設計が必要となる。顧客が商品を購入する目的や、顧客の購買サイクルにおける重要な行動を明らかにする顧客分析を実施。分析結果からデータ収集の目的と優先事項を決め、適切且つ戦略的なデータ設計を行なった。
2.CDPの構築
店舗及びECでの購買データや、Webサイト・アプリ内での行動履歴、プロモーションの接触履歴など、様々な顧客行動と詳細な顧客属性を会員IDに紐付け、ジンズが持つ複雑化した顧客データをマーケターが活用できる形で一元化。マーケティング目的や手法に合わせて顧客をプロファイリング可能な体制を構築している。
3.ダッシュボードの構築
今回構築したCDPを介したダッシュボードでは、売上などの目標値のモニタリングを目的とした標準的な機能に加え、特定の顧客プロファイルの深度を深めることが可能な「Single View DashBoard(※図2)」と、セグメント単位で顧客の傾向を瞬時に把握でき、コミュニケーション施策の結果や傾向を評価可能な「Segment View DashBoard(※図3)」の機能も備えている。これにより、顧客理解や施策の実行・意思決定のスピードを早め、マーケティング活動におけるPDCAの高速化を実現する。