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DATAFLUCTとドコモ・インサイトマーケティング、「モバイル空間統計」のビックデータ活用で合意

 DATAFLUCTは、ドコモ・インサイトマーケティング(以下、DIM)が提供する日本初のサービス「モバイル空間統計の『国内人口分布統計(リアルタイム版)』」のビックデータのAPI(完全自動登録)連携契約に合意した。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] データ・アナリティクス マーケティング AI・機械学習 RetailTech 人口統計

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 最短1時間前の人口分布データが反映されるリアルタイムな「モバイル空間統計データ」を、DATAFLUCTの開発したAI商圏分析サービス「DATAFLUCT marketing.」における店舗ごとの売上推定、商圏分析に活用する。

 DATAFLUCTは、「DATAFLUCT is Data Science as a Service」をコンセプトとした、データとサイエンスの力で社会課題を解決するビジネスディベロッパー。

 「立地が勝敗の7割を決める」といわれる飲食サービス業において、多くの事業オーナーは、土地勘や経験則に基づいて出店先を選定しており、高い廃業率が課題になっていた。帝国データバンクが発表した飲食店事業者の倒産動向によると、2019年は倒産件数が過去最高になる見込み。

 「DATAFLUCT marketing.」は、土地勘・経験則に基づいていた商圏分析を、データとAIによって代替し、誰もが成功確率の高い出店の意思決定ができることをめざしているという。

 DIMの提供する「モバイル空間統計の『国内人口分布統計(リアルタイム版)』」は、NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みをもとに作成される人口の統計情報。防災や観光、交通など各分野での活用を想定すると共に、次世代の活用方法として、リアルタイムな店舗の売上や需要予測などへの活用をパートナー企業と一緒に検証し続けていた。

 両社のこのような想いから、両社の持つデータ連携により商圏分析における新たな価値・サービス開発において、協業していくことで合意した。

モバイル空間統計のヒートマップモバイル空間統計のヒートマップ

協業により実現できること

 これまで商圏分析のための統計データとしては、国勢調査データが一般的。しかし、国勢調査は実施頻度も低く、時間分解できないことが課題であった。実際は、商圏の情報は日々変化しており、正確な分析を行うためにはリアルタイムなデータが必要不可欠。協業によって、より正確な売上の推定はもちろん、時期性や突発性のイベントなども考慮した詳細な分析が可能となるとしている。

「DATAFLUCT marketing.」とは

 最新の人口統計データであるモバイル空間統計や、その他のビックデータによるAI商圏分析によって、事業用不動産物件を比較検討できるサービス。出店予定の業態、および候補地(位置情報・物件情報等)を入力するだけで「売上」推定を行い、失敗確率を下げる出店戦略をAIで支援する。さらに、既存店舗の実売上を追加すると、より正確な推定を行うことができるとしている。また、出店候補地と既存店舗の類似点を可視化することで、納得感を持った意思決定ができるような仕組みとなっている。

※「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。