今回の共同検証では、ディーカレットが構築したブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・管理するプラットフォームを活用し、デジタル通貨の発行、流通、償却について検証を行う。auフィナンシャルホールディングスの子会社かつ資金移動業登録業者であるウェブマネーが、共同検証におけるデジタル通貨を発行し、発行されたデジタル通貨をKDDIが共同検証の参加者に配布する。参加者は、共同検証用に用意したカフェでデジタル通貨を用いての決済が可能となる。また、カフェでの購入代金は、前日との気温差に応じて、低い場合はホット飲料の値段を下げるなど自動割引の有効性も合わせて検証する。
今後、KDDI、auフィナンシャルホールディングス、ウェブマネー、ディーカレットは、共同検証の成果をもとに、プラットフォームの活用およびブロックチェーン上に発行するデジタル通貨の普及に向け、さまざまな検討をしていくという。