企業のユーザーコミュニティにおいて10年後も“変わらないもの”とは?
小島:新型コロナによって一気に変化が訪れ、企業コミュニティもニューノーマル時代が始まったと言えます。この講演は「これまでの10年、これからの10年」としていますが、“10年”といえば、ジェフ・ベゾスは「10年後に変わるもの」よりも「10年後も変わらないもの」の方が大切だと説いていましたよね。そこで最後に、今後10年のコミュニティで「変わるもの」と「変わらないもの」について、玉川さんのお考えを伺いたいと思います。
玉川:今後オンラインが定着したとしても、10年後も参加者たちの「学びたい」という欲求と、「同じものを好きな人と知り合いたい」という参加動機は、絶対に変わらないと思います。一方で、コミュニティが果たす役割は大きくなると考えています。テレワークが主流となって業務も効率化していくと、余白時間が増えますよね。そこを埋める要素の1つにコミュニティがなり得ると思うのです。