今回設立を発表した「WEIN挑戦者FUND」は、孤独・退屈・不安といった21世紀の課題に挑む挑戦者を支援し、また、自らも事業を行い21世紀の課題解決に向け挑戦するファンドだという。投資するだけでなく、スタートアップに不足しがちな人的リソースや、成長資金戦略、マーケティングなどのノウハウをプロフェッショナルがハイレベルで体系的にサポートする。
WEIN挑戦者FUNDは、「イノベーションに対する目利き力」「人的リソースおよびノウハウ」を提供することで、心身ともに健康で、かつ社会的にも満たされた状態である「Well-Being」の領域で大企業が再びイノベーションを起こし、またスタートアップの成長を加速させる共同事業を展開するという。
今後は、創業支援の0号ファンドとして、起業家や起業家を支援してきた個人を中心に、最大で20億円程度集めるという。その後、1号ファンドとして、Well-Being領域に関心を持つ大企業を中心に、100億規模の組成を目指すとしている。
5月28日の記者発表会で、WEIN挑戦者FUND 代表パートナー/Co-Founderの溝口勇児氏は「“失われた30年”と言われますが、欧米諸国と比較して挑戦する人が少ないからだと感じています。私たちは、WEIN挑戦者FUNDを通じて、夢や志が社会に向く挑戦者を増やしていきたいと思います」と語る。
また、WEIN挑戦者FUND 代表パートナー/Co-Founderの高岡浩三氏は「WEIN挑戦者FUNDが大企業とスタートアップの両方に体系的なサポートをすることで、日本からより多くのイノベーションを起こすことができると考えています」と述べた。
最後に、WEIN挑戦者FUND 代表パートナー/Co-Founderの本田圭佑氏は「起業家たちは出資を受けてからが本当の挑戦です。WEIN挑戦者FUNDを通じて、起業家が事業を行っていく上で直面する困難を支援していけたらと思います」と話した。