この実証実験では、東急ハンズ渋谷スクランブルスクエア店のUV特集コーナーにアバター特設ブースを設営し、UV対策商品に詳しいスタッフが本社から用途や肌状態などを伺い、来店客の要望にあった商品を案内した。また、来店客からの質問に対し、その場に行かなくても従来の対面接客と同じように分かりやすく応対できることを目指したという。
この実験を通じて「アバターの方が気軽に話しかけやすい」「説明と商品画像がセットで表示され分かりやすい」といった好意的な意見が確認できたことから、スタッフの働き方に接客=対面という常識にとらわれない新たな選択肢が増えたとしている。
また、実店舗で来店客の性別および年齢層、感情を推定するデータと、対話データの取得に成功し、時間帯ごとの来店する客層や、会話の中にあるニーズが把握できるようになったという。将来的に接客品質の向上や商品開発、プロモーションへの還元が期待できるとしている。