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ジョンソンコントロールズ、意欲的なESGコミットメントを発表

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 ジョンソンコントロールズインターナショナルは、健康的でより持続可能な地球環境を実現すべく、今後20年間で取り組む新たなESG(環境、社会、ガバナンス)目標、SBTおよびカーボンネットゼロへの取り組みについて発表した。

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 自社とお客様の二酸化炭素排出量削減には、ビッグデータやAI(人工知能)を活用して建物のサスティナビリティを最適化する自社OpenBlueのテクノロジーとイノベーションを活用していくとしている。

新たなESG目標

 ジョンソンコントロールズは、二酸化炭素排出量の削減、気候変動にフォーカスしたイノベーションの推進、お客様やサプライヤーのサスティナビリティ目標達成へ向けた取り組み、さらに「OpenBlueヘルシービルソリューション」の3つの柱、「ヘルシーピープル」、「ヘルシープレイス」、「ヘルシープラネット」に貢献する、新たなESGの数値目標を設定。コミットメントの内容は以下のようになっている。

環境サスティナビリティ関連のコミットメント

  • IPCC(気候変動に関する政府間パネル )シナリオに沿ったSBTの最も意欲的な1.5°C目標を設定
  • 2030年までにジョンソンコントロールズのオペレーションによる排出量を55%、お客様による排出量を16%削減
  • 国連気候変動枠組条約が主導するRace to Zeroおよび国連グローバル・コンパクト(UNGC)が主導するBusiness Ambition for 1.5°Cの基準に沿って2040年までにカーボンネットゼロを達成
  • 新製品の研究開発費の75%を気候関連の技術革新に投資し、持続可能な製品やサービスを開発
  • 2040年までに全世界で再生可能エネルギー使用率100%を達成

顧客およびサプライチェーン関連のコミットメント

  • デジタル技術を駆使した当社のOpenBlueソリューションを活用するお客様の年間排出削減貢献量を2030年までに2倍に
  • 意欲的なサスティナビリティの公的目標の達成に向け、サプライヤーとその一次下請業者とともにサプライヤーサステナビリティ委員会を設置し、トレーニングやサスティナビリティのベストプラクティス、OpenBlueデジタルツールをサプライヤーに提供
  • サスティナビリティをサプライヤーの業績評価の他の主要指標と同等のレベルで評価し、サスティナビリティ評価の高いサプライヤーを優先

社会・ガバナンスサステナビリティに関するコミットメント

  • 当社のグローバル全社の女性管理職比率、米国のマイノリティー管理職比率をそれぞれ5年以内に2倍に
  • HBCU (米国歴史的黒人大学)と連携し、持続可能なビル関連業界の次世代の多様性に富んだリーダーを育成する取り組みを開始
  • サスティナビリティおよびダイバーシティ目標を経営層の業績評価に含め、管理職報酬とリンクさせ説明責任を求める
  • サービスが十分に行き届いていない市場に注力する取り組みを開始し、女性やマイノリティーが運営する事業への支出を拡大

OpenBlueによりお客様のサスティナビリティの取り組みを支援

 ジョンソンコントロールズはOpenBlueプラットフォームによりお客様のサスティナビリティや低炭素化への取り組みを支援している。OpenBlueエンタープライズマネジャーは建物のエネルギーを最大30%削減することができ、二酸化炭素排出量の削減につながるとしている。顕著な例では、このプラットフォームを活用することで、大規模な顧客ポートフォリオにおいて、わずか30日で10万ドル以上を削減できることが判明した。AIや機械学習を活用するこのプラットフォームは、リアルタイム監視、ベンチマーキング、エネルギーの消費や需要の解析を簡素化。また、屋内環境品質に関する報告書を作成することができ、ヘルシービルやウェルネスの認証取得を支援する。

教育活動によりビル関連業界の人材を多様化し、サスティナビリティの未来のリーダーを育成

 建物の設計、管理、維持のあり方は入居者に大きな環境的、社会的影響を与える。このため、ジョンソンコントロールズではHBCUと連携し、教育プログラムを開発、実施する取り組みを開始。HBCUや世界各地の大学でサスティナビリティに取り組む1,000名以上に対する、環境サスティナビリティ、エネルギーエクイティ、利用者の健康にフォーカスした建物に関するプラクティス、ビルの脱炭素ソリューションに関するトレーニングや教育を支援する。世界中に展開する9つのOpenBlueイノベーションセンターでは、デジタルツールを活用して新築および既設ビルを改善するためのサポートを学生に提供している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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