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企業のデジタル戦略と実行においてCFOの役割は拡大している アクセンチュアが調査結果を発表

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 アクセンチュアは、最高財務責任者(CFO)が、企業の「経理・財務の守り役」という立場を超え、「事業価値のアーキテクト」や「デジタル戦略の媒介者」へと役割を変えつつあり、CFOの72%が企業のテクノロジーの方針に関する最終決定権を持っているという調査結果を発表した。

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 アクセンチュアの最新調査レポート「CFO Now: Breakthrough Speed for Breakout Value(CFO Now:圧倒的なスピード感でかつてない価値を目指す)」によると、新型コロナウイルスの感染症の拡大に加え、デジタル化の急速な進展や、急速な市況や消費者の期待の変化などの外部要因により、CFOの役割が飛躍的に拡大していることが判明した。また、CFOにはESG(環境、社会、ガバナンス)のパフォーマンスや企業が直面するセキュリティの課題に対処し、リスクを適切に軽減することも求められていることも明らかになった。

 この調査では、17%のCFOが売上と利益に貢献したと回答。新たな役割を担い、躍進的なスピードで効果的に業務を遂行するCFOは、3年間でEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の割合を年平均3.8%から6.9%とほぼ倍増させ、収益における年平均成長率も2.7%から3.0%に増加させている。

 アクセンチュアは、高成長企業のCFOが担う役割として以下の3つを挙げる。

  • 経理・財務の守り役:高成長企業のCFOは、他の経営層と連携し、深い洞察のある予測的な示唆を提供し、顧客、チャネル、製品など事業全般にわたり新しい価値の源泉を特定することで、デジタル変革のメリットを最大限に引き出している。
  • 事業価値のアーキテクト:高成長企業のCFOは、リアルタイムのデータやモデルによりエンド・ツー・エンドで示唆を導き出し、テクノロジーやデータを活用し全経営層の間で情報を共有している。
  • デジタル戦略の媒介者:高成長企業のCFOは、将来の事業モデルに関する考え方を社内に浸透させ、セキュリティやESGに重点を置いたテクノロジーアジェンダを推進している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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