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スマホ時代のビジネスを支える“保証”

改正割販法から考える、ユーザーから選ばれる決済事業サービスの構築と与信審査のポイント

第3回

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後払いサービスにみる与信とUX

 ところで、今回の法改正でいよいよ公にオーソライズを得たともいえる「決済事業者ごとの独自の与信審査手法」ですが、その審査の実効性やそれがUXに与える影響はいかほどのものでしょうか。クレジットカードを用いない形の後払いサービスをベースに、少し深堀ってみたいと思います。

 クレジットカードを用いない後払いサービスといえば、スマホのキャリア決済やPaidy翌月払い、メルペイスマート払い、NP後払い、GMO後払い、後払い型の電子マネー等が近年人気を博しています。これらのサービスごとに準拠する法律が異なりますので、ここまで解説してきた割販法の適用範囲にあたらない事業者も含まれます。しかし、各社ともに自社のユーザーデータを元に独自の与信モデルを開発している点では同じです。また、保有しているユーザーデータのうちの動的な情報、すなわち支払や取引の履歴、購入商品の内容や金額などリアルタイム性の高い情報を分析・解析して信用度を測ることを重視している点も共通しています。

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この記事の著者

小山 裕(コヤマ ユタカ)

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