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NEMが次世代エンタープライズブロックチェーン「Symbol」をローンチ

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 NEM Group LTD.(ネムグループ)は、NEMプロジェクト(以下、NEM)が次世代のPoS+(Proof–of-Stake+)パブリックブロックチェーンであるSymbolをローンチしたことを発表した。

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 エンタープライズグレードのプログラマビリティとセキュリティを誇るNEMのSymbolは、新しい経済の中心にあるフィンテック、ヘルスケア、サプライチェーン関連など、革新的なプロジェクトで活用できる、最先端の技術的機能を提供する。このローンチに際し、ネットワーク上での取引に使用されるネイティブ通貨であるXYM(ジム)が誕生した。

 NEMのSymbolは、相互運用ができるに構築されており、パブリック/プライベートハイブリッドモデル、トラストレスなクロスチェーンスワップをサポートし、APIは既存のシステムやプロセスと容易に統合することが可能となる。アトミック・クロスチェーン・スワップは、複数の異なるブロックチェーン間でのトラストレスなデータと価値の流れを可能にし、仲介者の必要性を排除する。また、トークンを超えて、株式、署名、投票、非代替性トークン(NFT)、その他の資産を表現する特殊なデジタルアセットを作成することが可能となる。各アセットは設定可能なプロパティと識別子を持ち、プロトコルレベルでロジックベースのアカウントまたはアセットベースの制限を強制することができる。

 これらの機能は「新しい経済活動」、特に分散型金融(DeFi)、規制内の資産、セキュリティトークンオファリング(STO)といった分野で大きな可能性を秘めているという。Symbolはすでにシンガポール金融管理局のレギュラトリーサンドボックス対象企業として資本市場業務を行うことのできる発行・保管プラットフォームであるPropineと提携している。

 Symbolローンチにより、NEMプロジェクトは2つのブロックチェーンで構成されることになり、6年前に開発され、ダウンタイム、セキュリティ侵害、資産の損失が今まで一度もないNEM(NIS1/ニスワン)と並行して運営されるという。

 Symbolは、ハイブリッドチェーン構造で、パブリックチェーンとプライベートチェーン両方の導入を可能にし、双方向にトラストレスなデータの流れをサポートする点が特徴。これにより、開発者は特定のニーズに合わせて理想的なセットアップを選択することが可能となる。

 エンタープライズユーザーは、プライベートチェーン上に許可されたシステムを構築して機密情報を保存し、パブリックチェーンや他の許可されたチェーンとの通信を可能にすることができる。これにより、企業がデータを保存・共有する方法に柔軟性を持たせることができ、最適なソリューションを提供することができるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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