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デジタルホールディングス、「ダイバーシティ&インクルージョン推進室」を設立

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 デジタルホールディングスは、ESG経営の一環として、グループCOO直下に「ダイバーシティ&インクルージョン推進室」(以下、D&I推進室)を設立した。

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D&I推進室 設立の背景

 デジタルホールディングスが、デジタルシフト事業への迅速な事業ピボットを実現するための3か年計画として掲げている「DSイノベーション2023」。その中の重要施策である「成長性・収益性を重視した経営管理」の中心に据えているのがESG (環境、社会、ガバナンス) 経営だという。取り組みの一つとして今回推進するのが、ダイバーシティ&インクルージョンに対する施策。個の価値観やライフステージの変化を、会社と社員・社員と社員の間で互いに受容し合い、自分らしい働き方を選択できる環境を提供することで、それぞれが持つ強みを最大限に発揮し、活躍し続けられる環境を整えていく、と述べている。

ダイバーシティに関するこれまでの取り組み

 デジタルホールディングスは、創業以来性別や年齢、学歴等の区別なく、実力によって採用・登用を行ってきた。しかしながら、社員の男女比はほぼ半々である一方で、管理職に占める女性の割合は12%と、経営や事業推進に参画する女性の割合は依然低い状況にあった。

 また、制度面では生産性の向上や柔軟な働き方を実現するため、リモートワークのためのインフラ整備や在宅勤務制度導入、多様な勤務形態(時短・時差勤務/フレックス)の整備に取り組んできた。その結果、コロナ禍においても早期にリモートワーク中心のワークスタイルへ移行することができ、ニューノーマルな働き方の実践を後押ししている。さらに、社員の成長に対する支援として、昨年より「ワークデザイン手当」の支給や「副業」の全面解禁など、新たな取り組みを開始している。

D&I推進室について

 経営や事業推進に参画する女性比率が低いという現状を鑑み、まずは「女性活躍の推進」に注力した施策を進めるのだという。今後は、障がい者や外国人雇用比率の増加、管理職向け研修などにも積極的に取り組んでいく予定だとしている。

本年度実施策

  • 次世代経営幹部育成制度に選抜された候補人材に占める女性割合を30%へ引き上げる取り組み
  • アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)払拭に向けた研修や仕組みの構築
  • 産前後/育児休業中社員への情報流通とインフラ整備
  • 復職社員の勤務形態の選択自由化と実績提示
  • 男性社員の育児休暇取得促進

 他にも、D&I推進室組成に伴い、ダイバーシティ&インクルージョンに対する具体的行動をグループ全体に波及させるための指針作成(ミッションステートメント)において、ワーク・ライフバランス社の協力により、ワークショップを実施。

D&I推進室メンバーについて

 D&I推進室は、一人の女性社員の提言から生まれた組織。新卒で入社しマネージャーを務めるなど、社内を様々な視点から見つめてきた中で、強烈に「変えるべき」と感じたのがダイバーシティ&インクルージョンに関する施策や文化の構築だったのだという。その一人の熱い想いと声がけの下、多様な価値観と背景をもったメンバーが集まり、経営の中核施策として組成されたのがD&I推進室。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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