BIRD INITIATIVEは、NEC、大林組、日本産業パートナーズ、ジャパンインベストメントアドバイザー、伊藤忠テクノソリューションズ、および東京大学協創プラットフォーム開発が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合によって、2020年9月に設立された新会社。BIRD INITIATIVEは、事業会社、金融会社、アカデミアの連携により共創型R&Dから新事業を創出するために組成され、課題や技術を産官学で持ち寄り研究開発を行う「共創型R&D」という新たな研究開発の仕組みを推進し、デジタル技術に関連する研究開発及び受託研究、コンサルティング、投資などの事業を行っている。
副業をはじめとする外部人材の活用ニーズが徐々に高まりつつある中、lotsfulとBIRD INITIATIVEは、副業人材を活用した新事業創出の実証を進めてきた。今後も、企業が副業人材を受け入れるにあたって課題と感じることが多い労務管理や、副業をはじめとする外部人材のマネジメントノウハウなど、実証を通じて生まれた大企業の新事業創出における新しい組織づくりや人材獲得の在り方を発信していくという。
BIRD INITIATIVE 代表取締役社長 兼 CEOの北瀬聖光氏は「新事業創出は強いチームを適時適所適材で組成することがとても重要です。また、『副業』サービスに集う人材の魅力と、『副業』人材との混成チームで新事業開発を進めていく社会受容性は高まっています。私達は従来の採用だけではなく、多様性ある『副業』人材による多面的な視点を持つ強い事業開発チームを創っていきます。当社Philosophyにある『殻を破りR&Dからイノベーションを最速で実現する』を具現化し、さらに各人のライフステージにあった働き方の可能性を拡げる『副業』の仕組みをより良い形に昇華させ、個人と組織、社会の成長を加速していきます」とコメントした。
また、パーソルイノベーション lotsful 代表の田中みどり氏は「2018年の『副業元年』を皮切りに、働き方改革やコロナ禍の影響でリモートワークが進み、人材獲得や組織づくりの在り方が徐々に変わりつつあります。変化のスピードが加速する市場や、多様なニーズに対応するために、求める人材のハードルは高まる一方で、労働人口は減少していきます。『副業』は、様々な場所で活躍するノウハウを持つ多様な人材を巻き込み、事業の成長スピードを加速することができる仕組みだと考えています。今後も “個人と企業が共に成長できる副業サイクルの実現”を目指し、新たな組織づくりの在り方を模索していきます」と語った。