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DNP、AIの活用により絵本から音が飛び出す製品のプロトタイプを開発

 大日本印刷(DNP)は、AI(人工知能)を活用して、子どもたちに「知ることの楽しさ」を伝えて、興味・関心を育む「魔法のような虫めがね(仮称)」のプロトタイプを開発した。このプロトタイプは、2020年12月に発表した同デモ機の後継機で、スマートフォンを使用して「親子の絆」を深めるコミュニケーションの実現を目指している。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] AI DNP

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 「魔法のような虫めがね」は、AIを搭載した専用の「虫めがね」を本などにかざすと、文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を音声や音楽で教えてくれる情報機器。

 2020年12月のデモ機は、かざしたものを認識する機器と音を鳴らすコントローラーの2つで構成されていたが、今回のプロトタイプは、スマートフォンと連動させて、スマートフォン側で負荷のかかる処理を行うことで、機器をより安価にするとともに、小型化を実現したという。

 「魔法のような虫めがね」は、市販の絵本や図鑑などをそのまま利用することが可能だという。子どもが気になったものに「魔法のような虫めがね」をかざすと、絵本であれば音声やBGMが、図鑑であれば生き物の鳴き声や乗り物の音、説明の音声などがスピーカーから流れる。

 また、「魔法のような虫めがね」で子どもが見た画像等の記録を親のスマートフォンに送信し、さらにクラウドに送信して蓄積。親は自分のスマートフォンで、子どもが見た画像等に対応する音声を聞くことができるという。また今回、子供の行動のライフログを参照する機能、子どもの興味・関心を分析する機能を追加。これらの機能により、子どもが見ている世界や関心を共有でき、親子のコミュニケーションのきっかけ作りや深掘りにつなげていくとしている。

 DNPは今後、「魔法のような虫めがね」を活用した新しい読書体験の拡大に向けて、共創パートナーを募り、読み聞かせや子どもに関するイベントでの実証実験を繰り返しながら、事業化を推進するとしている。