MSCIのESG格付けは、各産業において長期的に重要な、環境・社会・ガバナンス(ESG)リスクに対する企業の耐性を測定するもの。ESGリスクへのエクスポージャーレベルと、それらリスクをどの程度管理しているのかを同業内で比較することで、業界のリーダー企業と、遅れをとっている企業を特定するという。
今回、ESG格付け情報の提供開始により、財務情報とESG評価情報を組み合わせた、自社と他社の比較分析を行うことで、財務、非財務の両面からの自社のポジショニング分析及び、施策検討に活用できるようになる。
また、同社は「DIVA Compass」を通じて、日本企業の持続的成長と中長期的な企業価値向上に向けたDXの取り組みを支援していくとしている。
「DIVA Compass」は、事業別のB/S・ROICを視覚化し、企業価値経営と経営分析業務のDXを支援するクラウドサービス。特長として、以下の3つを挙げている。
- 自社の経営情報のモニタリング:連結会計システムと連携し、事業ごとやグループ会社ごとのROIC、CCCなど、100パターンを超える経営指標をレポーティング可能
- 他社・業種との比較、ベンチマーク:上場企業の開示情報を500以上の業種区分で分類、収録しており、自社と他社・業種の経営指標を比較し、 客観的なポジショニング分析が可能
- 事業価値の把握:事業ポートフォリオマネジメントに不可欠な事業別B/Sや事業価値、バリュエーションを算出