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花王、「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を策定

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 花王は、ウェブサイトで「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を公開した。

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 同社は、取引先とともにサプライチェーン全体のトレーサビリティ確保や、資源保護・環境保全と安全、人権など社会的課題の解決に貢献していくという。また、その一環として、サプライチェーンが抱える社会課題上のリスクの特定や、取引先への第三者監査などを実施するとしている。

 本ガイドラインでは、既存の「調達先ガイドライン」の周知を図り、第三者監査を含めて遵守状況を確認。違反がある場合には、改善指導や取引の中止など、適切に対応していくという。また、花王が調達する原材料の中から、人権・環境の課題が大きなサプライチェーンを「ハイリスクサプライチェーン」として特定するとしている。

サプライチェーンESG推進に向けた取引先との取り組み

  • 調達に関わるサプライチェーンのトレーサビリティを確保し、素原料までのサプライチェーンを確認
  • サプライチェーン上での人権・環境に関わるリスク確認を行ない、リスク解決に向けた活動を実施
  • Sedex(花王SAQ、代替プログラムを含む)入会、CDPサプライチェーンプログラム参加を要望し、人権・環境面でのデュー・ディリジェンスを促進。取り組みが不十分な取引先には、改善を要求
  • 第三者監査(SMETA監査など)を実施し、監査数を公表
  • 第三者認証制度(RSPO、FSCなど)を活用した原材料調達を推進
  • 原材料調達に関わるCO2排出抑制に向けた取り組み
  • デジタル技術を活用した情報共有システムを構築し、課題発生時に早期対応を実施

「ハイリスクサプライチェーン」の特定と本質的解決に向けた取り組み

  • ビジネス視点:調達購入額、代替原料への置き換え可否など(クリティカルサプライヤーの特定)
  • エリア視点:素原料までのサプライチェーンの所在地のリスク
  • ESG視点:サプライヤーデュー・ディリジェンスの結果

 上記3つの視点から「ハイリスクサプライチェーン」を特定し、購買担当役員承認の上、毎年見直しを実施するという。

 なお、パーム油、紙・パルプに関しては、既に「ハイリスクサプライチェーン」と特定し、本質的な課題解決に向けた取り組みを実施中だとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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