本取り組みは、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)グループのSMFLみらいパートナーズが提供するスキームを活用し、工場使用電力のカーボンニュートラルを達成した最初のケースだという。具体的な取り組みは以下。
PPAモデルによる太陽光発電設備設置で再生可能エネルギー活用
住友林業クレストが2020年5月に鹿島工場内にて新設した新工場棟の屋根に、2020年9月、SMFLみらいパートナーズが太陽光発電設備を設置。本設備は、同工場全体の年間電気使用量 の約20%を賄うとしている。なお、住友林業クレストは電力の使用料をSMFLみらいパートナーズに支払い、SMFLみらいパートナーズは太陽光発電設備の運営維持管理を担うという。
カーボンフリー電力の活用
住友林業クレストは、SMFLみらいパートナーズの仲介により、エナリスが提供するカーボンフリーの電力を購入。太陽光発電設備だけでは調達しきれない、残り80%の電力分を化石由来の電力からカーボンフリーの電力に切り替えたとしている。
これら2つの取り組みで、住友林業クレストの鹿島工場で使用する電力は、再生可能エネルギー比率100%となり、年間約1,288トンのCO2を削減するという。