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東京ガス、CO2を資源化するオンサイトCCU技術の開発を発表

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 東京ガスは、都市ガス機器利用時の排ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)と水酸化物を反応させることで、洗剤や肥料などさまざまな工業製品の原料となる炭酸カリウムを都市ガスの利用先で製造し、CO2を資源化するオンサイトCCU技術(以下、本技術)を開発した。

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 CCUとは、利用先で排出されるCO2をその場(オンサイト)で回収・利用(Carbon Capture Utilization)すること。

 本技術は、カナダCleanO2 Carbon Capture Technologies社(以下、CleanO2)製の炭酸カリウムを製造可能な二酸化炭素回収装置「CARBiN-X」(以下、本装置)を使用。本装置は北米での実績はあるものの、国内への導入は初となるという。ガス機器の排ガス性状や空気環境が北米と日本では異なることから、CleanO2との共同検討や国内での実験を重ね、独自の製造技術の開発に成功しとしている。

 本装置は、小型(幅0.85m×高さ1.9m×奥行2.0m)であるため、商業施設などスペースが限られる場所への導入も期待でき、さまざまな場所におけるCO2の排出量削減と資源化を可能にするもの。今後、利用先のガス機器と本装置を組み合わせた実証試験を進めながら、商用化を目指すという。

 東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、顧客を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げている。オンサイトCCU技術をはじめさまざまなソリューションの提供により、顧客とともに地球規模での環境負荷低減への取り組みをこれからも推進していきいと述べている。

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